ここのところドル円の相場が円高に振れています。
一時一ドル150円を突破した円安
このまま円安が続いたらどうしよう。。。
と思っていた矢先
ここのところ円高が進み
120円台後半まで戻してきました。
輸入物価にとっては円安は悪
でも輸出にとっては円安は善
世界の中で唯一と言っても過言ではない昨今の金利上げの中で
ほぼ金利を上げない政策を取っていたため円安が進み(それだけが原因ではありませんが)
世界通貨の中でひとり負けとまで言われていた円が復調の道を辿っています。
なぜ
経済成長もしない
政治が安定しない
少子高齢化で未来も見えないように見える円がここまで強いのでしょうか?
実は事情がありました。
① 低金利であることで金利の低い通貨で資金を調達し金利の高い通貨で運用する「キャリートレード」の対象とされており世界情勢のひっ迫からこの流れの逆転現象がおきるから
② デフレでありお金の価値が上がり続けていると言えるので有事の際に強いと想定される
③ 日本が世界最大の対外純資産保有国であるということで有事の際には在外資産売却で円に戻す可能性が高いと想定され円が買われやすくなる
という事情が有るからのようです。
私自身も
ひとり負けニッポンを強調してきていましたが
ここのところの円高の裏を調べてみて
日本の強さを再認識した次第です。