読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『グレゴール・メンデル エンドウを育てた修道士』(絵本)

2014年12月12日 | 伝記
最近、伝記絵本を読んでいる小学生国語道場クラス。

昨日は、こちらの絵本を読みました。
グレゴール・メンデル―エンドウを育てた修道士
文・シェリル・バードー 絵・ジョス・A・スミス 訳・片岡英子
BL出版

「メンデルの法則」。
「学生時代に習った~」と懐かしく思い出す保護者の皆様も多いのでは?

この絵本では、その法則を発見した、グレゴール・メンデルの生涯が描かれています。

メンデルは、小さな村の働き者の農夫の家に生まれました。

村の学校で習う勉強だけでは満足できなくなったメンデルは、村から半日もかかるところにある学校に入学します。
両親は、持っていたお金をすべてかき集めてくれましたが、用意できたのは、授業料と下宿代と半分の食費でした。

メンデルが16歳の時、悲劇が起きます。
お父さんが背骨を骨折して、畑仕事をすることができなくなってしまったのです。
メンデルは、自分で生活費を稼がなくてはならなくなってしまいました。

食べるものにも事欠く苦しさの中で、メンデルは勉強を続けました。

彼を苦しめていた生活の問題は、修道士になることで解決しました。
修道士の仲間たちは神の教えを説いたり、学校で教えたりして、地域のリーダーとして尊敬されていました。
しかし一方で、彼らは、数学者、植物学者、哲学者、地質学者でもあったのです。
修道士たちは、3万冊もの書物が壁をうめつくす図書館で勉強しました。
そして、メンデルは自然科学の勉強に没頭します。

メンデルは、当時最も関心を集めた科学の謎の一つに注目しました。
それは、どのようにして母親と父親から(人間であろうが、植物であろうが、動物であろうが)、子どもに特徴が受け継がれるのか、という謎です。

メンデルは、それについて研究するために、エンドウ豆を利用しました。

そして、実験が始まったのです。


かなり長い絵本なので、授業時間内には読み終われず、「続きはまた来週!」と言ったところ、
お子さん達から「ええー、今日読んでほしい…」というまなざしが…。

そこで、途中から要約しながら、最後まで読み終えました。

「メンデル」という言葉を初めて聞いたお子さんもいましたが、みんな集中して最後まで聞いてくれました。
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