9月第1週の小学生国語クラスでは、こちらの本を読みました。
お話の舞台は、インドのある村です。
その村では、男の子が生まれると、盛大に祝われていました。
男の子は、一家の苗字を受け継いで守り、両親が歳をとったら面倒を見てくれるからです。
ところが、女の子の誕生は祝われてはいませんでした。
女の子が結婚するときには、相手の家族にたくさんのお金を用意しなければならず、結婚したら、相手の家の財産とされてしまうからです。
けれども、今、その村では、女の子が生まれるたびに111本の木を植えてお祝いするようになりました。
そのように村を変えたのは、スンダルさんという一人の村長さんでした。
このお話は、実話です。
絵本では、スンダルさんの生い立ち、そして、家庭を持ってから、村のあり方について疑問を持ち、村長を目指すことになったいきさつが描かれています。
村長になってからも、「女の子たちが幸せに生きられ、水に困らず、木が豊富な村」を目指して、スンダルさんは活動します。
「意志あるところに道は開ける」”Where there’s a will, there's a way."という言葉がありますが、この絵本を読むと、本当にその通りだと感じます。
子どもはもちろん、大人にもおすすめの1冊です。
ちなみに、こちらは令和4年度の全国課題図書です。
人気ブログランキング ←いつも読んでくださりありがとうございます!ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村←こちらもクリックしていただけると嬉しいです