読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

高橋是清!

2023年01月05日 | 哲学・生き方の本
先月、学生時代の友人がこちらの本を送ってくださいました。

こちらの友人は、私に『高橋是清自伝』を紹介してくださった方です。
 
 学校での歴史の学習では、「大蔵大臣として活躍し、二・二六事件で殺害される」といった内容が印象深い高橋是清ですが、こちらの自伝を読むとその人生の波乱万丈ぶりに驚きます!!
生まれて数日で里子に出され、13歳の頃には酒や賭博を覚え(英語の勉強もしています)、捕まえたネズミをフライパンで焼き、14歳の頃にはアメリカに行くことになるのですが、身売り契約書にサインをしてしまったため奴隷扱い…。
とりあえず、高橋是清自伝の上巻の最後では、彼は37歳で妻子を持ちながら無職で、衣食のために苦慮せねばならぬ身分になっています…(ここまでの展開も、世界規模で本当に凄い!!)。

今回送ってくださった本には、高橋是清の人生がまとめられており、写真資料もたくさん載っています。年始に読んだのですが、改めて彼の人生のスケールの大きさを改めて感じました。
13歳の是清に「私の道具でネズミを焼くことだけは止してください」と諭した、横浜の英国銀行のアレクサンダー・シャンドが、のちにパース銀行のロンドン支店長として是清の外債募集(日露戦争戦費調達)を助けることになるなど、まるでドラマのような人生なのです。

『高橋是清自伝』を読むと、「あのときにつながっていたこの人が、こんなところで!そして意外な展開に!」ということがよくあります。

私も40半ばを過ぎ、「学生時代のあのつながりが、こんなところで生きてくるんだ!」と驚くことが時々あります。
毎日を全力で生きていれば、人生は自分が予期しないような面白い展開を見せるのかもしれません。

苦しいことがあっても、「高橋是清の人生の波乱万丈ぶりに比べれば、大したことない」と思わされます。そして、人生が続いていく限り、あきらめずに前を向いて歩いていくことが大切なのだと感じます。

ちなみに、こちらの友人とは昨年、読書会(本について語る会)を開催しました!(友人が中心になって開いてくれました)
その時の様子は、こちらの記事で。
この友人とのつながりも、私の人生における面白い展開のうちの一つ。
30年来の大切な友人です。

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