読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『うつぼざる』(絵本)

2014年12月13日 | 童話・昔話・名作
ここのところ、小学生国語クラスでは、狂言絵本を読んでいます。
本は2冊用意しておいて、どちらかを選んでもらうのですが、なぜかこのところ、毎回狂言絵本が選ばれるのです。

昨日読んだ絵本はこちらでした。
狂言えほん うつぼざる (講談社の創作絵本)
もとしたいずみ・文 西村繁男・絵
講談社

ある日、殿様が家来を呼んで言いました。
「今日は素晴らしくいい天気じゃ。野原へ行って、狩りをしよう。」
殿様と家来は、弓矢を持って出かけました。

殿様が歩いていると、人だかりが見えました。
それは、猿回しでした。

「おお、こちらへ来たぞ!猿だ、猿だ!」
殿様は大喜びで猿に駆け寄りました。

すると、猿は突然殿様に飛びかかろうとしました。

猿回しは、慌てて猿を引き寄せ、殿様に謝りました。

殿様は「よい、よい。ゆるしてやるぞ。」とにこやかに答えました。
そして、猿をまじまじとながめ、こう言いました。
「わしは、矢を入れるうつぼを、猿の毛皮で作りたいと思っておった。この猿は、毛並みも良い。気に入ったから、わしに毛皮をくれ。」

猿の毛皮を剥いでしまったら、猿は死んでしまいます。


…さて、この猿はどうなってしまうのでしょうか?


クラスでは、お話の展開に、子どもたちから「ええー!」という声が上がるほど、盛り上がりました。

最後まで、ハラハラドキドキの展開です。そして、猿がかわいいです~♪
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