前回、前々回の小学生国語道場クラスでは、2週に渡ってこちらの絵本を読みました。
この絵本には、具体的な数字や人名は登場しません。
ただ、地球が丸いことや、地球が太陽の周りを回っていることが知られる前の話であることが分かります。
具体的な事柄が登場しないからこそ、中世の人々がなぜ天動説を信じていたのか、その考え方が分かります。
絵本の最後に載っている、解説とあとがきを読むと、「迷信に埋まっていた古い時代から新しい科学の時代をむかえるまで…それは文字通り天と地がひっくりかえるほどの激しい変わりようであったことを、ぜひ子どもたちに伝えたいのです。」とあります。
地動説を提唱したコペルニクスや、地動説を熱烈に支持したブルーノという修道僧、また宗教裁判にかけられたガリレオのことを考えると、天動説から地動説に移るまでにどれだけの困難があったのかと、思いをはせずにはいられません。
1979年に書かれた絵本ですが、内容、絵柄共に全く古びていないことに驚きます。
特に、緻密な描きこみの絵は、外国の画家の画集を見ているかのような気分になります。
内容は少し難しいですが、クラスでは真剣に聞いているお子さんもいて、絵本の力を感じさせられました。
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