今週の小3オンライン国語クラスでは、こちらの本をご紹介しました。
この本では、現地に行って野生動物が残したフンや足跡、食べ物のあとなどを見つけながら、動物の行動を推理する「フィールドワーク」を20年以上続けている著者が、動物についての様々な面白い話を披露してくれます。
タイトルの「クマは『クマッ』となく?!」も、実際にあった出来事のようです。
本書には46話ものお話が載っていて、どれも「へええーーー!」と驚くような話ばかり。
小3の国語テキストに載っていたのは「ホタルはすごい!」というお話です。
こちらのお話には、ホタルがホタル自身で自分たちの身を守り、田んぼの環境も守った素敵なエピソードがつづられています。
どのお話も、2ページから4ページの短いものばかりで一話完結なので、ちょっとした短い時間に楽しむことができます。
授業では、作者についての簡単な説明と、この本の最後に載っている「おまけ」のページにある生態系ピラミッドの話をしました。このページには、著者が講演会や環境教育の授業で使っている「秘密兵器」が公開されています。仕掛けは単純なのですが、子どもたちが直感的に理解できるこの「秘密兵器」は、生態系について教えるには最適な方法だと思います。
普段自然に囲まれて過ごしている私は、虫や動物、鳥が常に周りにいるのが当たり前の感覚です。そして、草木や動物の死骸を分解者が分解してくれて、その分解したものを植物が栄養にして育ち、それを虫が食べ、その虫を小動物が食べ…という循環も常に感じながら生活しています。
ただ、都会で生活しているお子さんたちは、この感覚を持つのはなかなか難しいかもしれません。けれども、どこに住んでいようと、人々が食べている野菜や果物などの食べ物の多くは自然いっぱいの場所で育っていて、人々の生活は自然によって支えられているのです。これからの世の中を生きていくお子さんたちには、意識的に自然に触れたり、このような本を読んだりして、生態系や自然環境を考える習慣をつけていただきたいと思っています。
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