読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『ビロードのうさぎ』(絵本)

2012年12月05日 | 想像の翼を広げる本
先日、書店に行ったら、こちらの本が平積みになっていました。
以前から読みたいとは思っていたのですが、季節的に…。
ようやくこのお話が似合う季節になったので、月曜日の小3クラスで読んでみました。
ビロードのうさぎ
マージェリィ・W・ビアンコ・原作 酒井駒子・絵・抄訳
ブロンズ新社

ぼうやはクリスマスのプレゼントに、ビロードでできたうさぎをもらいました。
最初、ぼうやは大喜びで、なでたりだっこしたり遊びましたが、新しいプレゼントを持った親戚のおじさんたちがやってくると、ぼうやはそちらに夢中になってビロードのうさぎのことは忘れてしましました。

ビロードのうさぎは、おもちゃの棚で暮らすようになりました。
子供部屋にはたくさんのおもちゃたちが住んでいました。そして、「じぶんこそ本物だ」と言って、うさぎをばかにしました。
たった一人、一番古いウマのおもちゃだけは、うさぎにやさしくしてくれました。
そして、「ただ遊ぶだけではなく、心から大切に大事に思われたおもちゃは本当のものになる。子供部屋には時々魔法が起こるものなのだ。」ということを教えてくれました。

ある晩、ぼうやがいつも一緒に寝るイヌのおもちゃが見当たらなくなってしまいました。
そこで、ぼうやの家のお手伝いさんは、ビロードのうさぎをぼうやの腕に抱かせました。

その日から、毎晩うさぎはぼうやと寝ることになりました。
うさぎはぼうやと寝ることが大好きになりました。うさぎはぼうやの一番のお気に入りになりました。

そんなある日、ぼうやが病気になりました。
高い熱が出て、ずっと眠りつづけています。
ビロードうさぎは、ふとんのなかにかくれるようにしてぼうやにくっついていました。
誰かが自分を連れて行かないよう用心したのです。

…さて、ぼうやとうさぎはどうなるのでしょうか。


酒井駒子さんの絵は、芸術的で本当に素晴らしいです。
特に、酒井さんの描く幼児は愛らしく、たまりません!

幸せと切なさが混じったような読後感…。
心に沁みる絵本です。
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