小3国語オンラインクラスで紹介した2冊目の本は、こちらです。
「いえでででんしゃ」は家出をした子どもの前に現れる、不思議な電車です。
レールの上を走るのではなく、空を飛んだり、深い海に潜ったりします。
主人公の小学3年生のさくら子は、2か月ほど前の冬休みの終わりに乗りました。
乗ってくるのも、人間だけではなく、鳥や深海魚など色々です。
家出してきた子どもなら、誰でも乗れるのです。
この日はさくら子の誕生日。
けれど、まだ1歳にならない妹が突然高熱を出して、入院することになってしまいました。
お母さんも、妹の付き添いで家にはいません。
お父さんは会社です。
誕生日なのに、一人ぼっち。
仕方がないと分かっているけれども、さくら子はだんだん腹が立ってきました。
すると、部屋の中で誰かの声がしました。
さくら子がゴルフクラブを握りしめ、「だれだ。でてきなさいよ」と叫ぶと…
全体的にはファンタジーで面白いお話なのですが、戦争や平和についても考えさせられる展開になっていて、色々考えさせられます。
この本は、子どもと大人で感想が異なるかもしれません。
大人は自分たちの行動を反省させられるかも…?
この本の前作はこちら。
『いえでででんしゃはこしょうちゅう?』から読んでも十分楽しめますが、第一作のこちらを読んでからの方が、背景がより分かるかもしれません。
かくいう私も『いえでででんしゃ』はまだ読んでいないので、今度読んでみます!
ちなみに、こちらのシリーズは「バッテリー」で知られるあさのあつこさんの作品です。
それにしても、よい本はブログのカテゴリー分けが難しいですね…。
今回は「想像の翼を広げる本」にしましたが、「気持ち・心・体の本」でも「戦争について考える本」でも「命・人生について考える本」でも「哲学・生き方の本」でもよい気がします。
簡単にカテゴリー分けできないこちらの本。
是非、親子でお読みいただきたいと思います。
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