読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『初雪のふる日』(小4に読んだ本)

2024年02月20日 | 想像の翼を広げる本
小4国語教科書の最後には、『初雪のふる日』というお話が載っています。
そこで、2月の第2週の小学生国語クラスでは、そのお話の絵本を読みました。
 秋の終わりの寒い日。
村の1本道に、小さな女の子がしゃがんでいます。
その道には、ろうせきでかかれた石けりの輪が、どこまでも続いていました。
女の子は、ろうせきの輪の中に、ぴょんととびこんでみました。
すると、女の子の体は、軽くなってゴムまりのようにはずんできて……

最初は楽しそうですが、だんだん不穏な雰囲気になってきます。
幻想的ですが、かなり怖いお話です。

お話の世界に、一気に引き込まれていきます。
クラスでも、生徒さんと一緒にドキドキしながら読みました。

安房直子さんの世界を楽しめる1冊です。

教科書に載っている作品を本で楽しむと、作品としての面白さが際立ってくるように思います。教科書で出合って気に入った作品があれば、改めて本で読んでみることをお勧めします。
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