眼圧は角膜の圧力から測定されます。
正常値は10 - 21mmHgです。
非接触測定法として空気眼圧計で測定されます。
正確な測定には、ゴールドマン眼圧計により直接角膜に測定部を接触させて眼圧を計ります。眼圧は眼内圧を反映しますが、眼内圧は房水の増減によって調節されています。
房水はリンパ液であり、毛様体で分泌されることによって補給されます。
ナトリウム欠乏では、サード・スペースの水分量が減るため、房水の分泌も低下し、眼圧が低下します。
逆に、緑内障発作などでは、眼圧を低下させるために、マンニトールなどの浸透圧性利尿剤を治療として使用することもあります。
眼圧が著明に低下すると眼球陥没Sunken eyesが見られます。
重度の脱水と低栄養で眼球陥没等を認める顔貌をヒポクラテス顔貌(https://en.wikipedia.org/wiki/Hippocratic_face)と呼びます。
写真 小浜島の風景
Dr.徳田のすぐできるフィジカル超実技/ケアネットDVD | |
ケアネット |
好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2017パート2」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。
徳田安春、荘子万能の「徳田闘魂道場へようこそ」こちらポッドキャストにて配信中、是非お聴き下さい。
臨床推論の総論とピットフォールをマンガでサクッと1時間以内に習得できます。エキスパート診断医への一歩を踏み出すことができます。「マンガ臨床推論~めざせスーパージェネラリスト~」こちらも合わせていかがでしょうか。
科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。2016年のメルマガまぐまぐ大賞「健康」部門5位に選ばれました。
「こんなとき フィジカル1と2」立ち読みできます。是非どうぞ。
一般向け健康情報ブログ「総合診療医からの健康アドバイス」。こちらもご覧下さい。