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字がたり


一万歩、180日ぶりの数字見て力抜く


「鮎」

 スーパーに「子持ち鮎」が並んでいた。ぬる燗に塩焼きで……と、思った瞬間、その思いを打ち消す現実が……まだわが身は、食べられる状態ではなかったのだった。
 今年は4月19日(金)から、毎年楽しみにしていた季節の料理や常日頃の好物と引き離されている。半年の空白だ(まだ続いている)。食いしん坊にとっては、厳しい現実だ。
 しかし、この空白を時間の貯金だと位置付け、勝手な解釈として、健康寿命が延びるのだということに(100歳、現役!)。

 秋冬の食へのがまんはつらい。これから旬の美味なるものがスーパーや市場に並ぶのだからね。いつまで横目で見ながらがまん、がまんとじぶんに言い聞かせないといけないのだろう。
 今月末の検査の前に(結果に対する不安はあるけれど)、せめて80%でいいから食べる機能の復活をと、願っている。



 19日に来年のスケジュール帳を買った。19日こだわるのは、4月19日に剛速球を真っ正面に投げ込まれたからだ。その球圧で、じぶんとじぶんを観察しているじぶんとに分割された。
 うまく表現できないけれど、現実というものが薄まっていくへんな感覚だった。それから半年、現実の厚みが戻って来ている(重力を感じる)。ここで店頭に並ぶ旬のものを食べられたら復活への手応えを得られるはずだ、きっと。
 まずは、炊きたてごはんを「うーん、うまい」と実感したい。友人に新米をもらったし、しっかりと味わいたいのだ。やっぱり、米だ! まず、米だ!

 
※現状報告として記しておこう







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