世田谷線に乗って

８月２０日（土）

世田谷線の旅。
神社巡りをした。暑い夏の散歩もなかなかいいもの、蝉の声に少年の頃の自分が思い浮かぶ。ぶらぶら遊歩道を歩いて夏の時間を楽しむ、贅沢なひとときだ。何かを忘れることは、何かを思い出すことかもしれない。思い出は、思い出を閉じこめる蓋の役割もしている。
夜は、日本酒。夏の火照りを沈めるのは冷えた日本酒に限る。ちょっと贅沢な刺身を買ってチビチビとやる土曜の夜の贅沢。
残された時間ではなく、蓄えられた時間をどう生きるかを考えながら夜に紛れていく。

美学を持って生きることへの憧れを懐に入れる

もう松屋へは行かない

８月１９日（金）

松屋でチキンカレーをオーダーした。
しばらくして店内に響く「チキンカレー上がりました」の声。運ばれてきたときに、これまた丁寧に「チキンカレーです」の説明付き。ふむふむチキンカレーだと、ちっちゃな肉たちを見ると、あれれ、チキン？という疑問がわいてきた。
色と肉質が違うんじゃない？なのでお店のひとに「これ、チキンじゃないよね」と肉片を指さし聞いてみた。すると彼女は堂々と「チキンです」と言う。しかし、どう見てもへんなのだ。なのでもう一度、これ本当にチキン？と聞いてみた。「何を言っているのこの馬鹿客は・・・」というような目をして彼女は、「チキンです」と再度言い切った。
そこまで言われたら仕方がない。あきらめて肉片を口に放り込んだ。モグモグ・・やっぱり違う。チキンじゃない。100%違う。でも、やさしいオイラは、おとなしく食べた。ただ、確認だけはしておかないと気が済まないので、帰りに外に貼ってあるメニュー写真を見た。
すると、チキンカレーと書いてあるメニュー写真の下に…小さく、小さく、チキンではなく豚肉を使用しています。そう書いてあるではないか！おい、これはおかしいだろう。それならポークカレーと書け！チキンだと言い切るな！！嘘じゃないか！
松屋では豚のことをチキンと呼ぶらしいことが判明した。なんか詐欺にあったような気が・・もう松屋には行かないと決意！正直に言え！豚が駄目なひとはどうなるのだ。

マニュアル店のマニュアル娘に企業姿勢が見える

三軒茶屋のもつやき

８月１８日（木）

飲んだ飲んだしこたま飲んだ。夕方の５時３０分から夜中の１時まで地元三軒茶屋で飲んだ。
一軒目は、今時珍しいエアコンなしの店。扇風機が数台客を監視するかのように首を振っている。入り口は開けっ放し。お世辞にも美しいとは言えない「もつやき」の店。５時開店なのに３０分後には満席。旨い、確かに旨い。そして安い。なかなか魅力的な店だった。たぶん、我々アホ軍団の基地になることは間違いない。
二軒目はいつもの隠れ家。バーボンソーダーを飲み倒す。特別にボトルをキープしてくれているのだ。ママありがとう！そこでお開きにすればいいのに、アホ軍団は、さらに地獄の一丁目へと向かいラーメン＆ビールをカッ喰らったのである。
午前０時のラーメンは地獄への道しるべだ。間違いない！

飲んでふらふら遊歩道を月と歩いている

迷惑メール

８月１７日（水）

ポストに迷惑なチラシが投げ込まれるように、わけのわからん迷惑メールが沢山届く。いったいどうやってアドレスを調べてくるのだろう？それを生業にしている人間ってつまらんよなぁ。騙してナンボの世界で生きたはくない。騙す騙されは色恋沙汰だけでいい。へんなことして手に入れた金で飯を食っても消化不良を起こすだけ。旨い酒が飲めないぜ。
人間は人間との関わりでしか稼げない。動物や山や川がお金を出してものを買ってくれるわけではないからなぁ。この先、人間関係ってどうなっていくのだろう？ちょびっとそんな似合わぬことを考えてしまう今日この頃です。
今夜はビール２本で沈没。

　夏も終わると寂しくなる身勝手な自分を笑う

淫靡・邪念・不埒！

８月１６日（火）

休みが終わる、寂しい。
人間はいったい大小合わせてどれだけの数の寂しさを消化していくのだろう。消化不良もあるだろうし。ま、いいか。
一日家にこもって曲作りと読書。12小節のスローブギが完成。あとはスローブルースを１曲仕上げないといけない。大阪雑文堂のバンドリーダーからのオーダーである。彼らは熱い。死ぬまでだらだらバンドをやろうとしているところがいい。
引っ越して来いと言われているのだけれど、それはまだ無理。でも、だらだらブルースをやり続けることに魅力を感じる。仕事もそのために変わってもいいような気がする今日この頃。人生は、エネルギー源を探し求める旅なのだ（？）。
恋も遊びも仕事も・・・邪念を持ってがいい。淫靡、邪念、不埒、イエーイ！

休みを飲み干しカラッポになったコップを見つめている

上機嫌

８月１５日（月）

ギター教室。ピッキングを再度見直す。ピッキング、あなどれん。コツコツやるしかない。
夜は、友人と飲む。休みの日に飲むというのは久しぶりだ。３人で焼酎のボトル２本＆ビール。いい感じで酔って、話して、上機嫌。
まだまだ俺たちは夢を抱えて走行中だ。走るぞゴーゴー、くたばるまで夢を喰らい続けてアホバカ人生を貫くのだ。なんて、思いながら世田谷線の最終に乗る。

雨上がりの町に夏の夜風が駆け抜けていく

眠りたい眠れない

８月１４日（日）

眠れない。二日間で２０時間ほど寝たから三日目は眠る必要がないのかも。寝溜め？できるのか？？
眠気を誘うために小難しい本を選んでみたけれど、理解できないバカな自分が面白くて読み続けてしまった。世の中には賢いひとがいっぱいいるもんだ。我が脳みそよ、どうする？このままのレベルで一生を終えるのか？うーん、複雑だ。
午前５時、まだ眠りが訪れない。もうしばらく自分のバカさを確認しながら眠りの神様が訪れるのを待つことにしよう。

夜が覆い被さり言語だけの固まりになっていく

松屋でカレー

８月１３日（土）

東京の道路事情はいまが最高。スイスイと行き来できた。東北自動車道は１００Kmの渋滞らしい。それでもひとは移動するのだ。
久しぶりに「松屋」でカレーを食べた、食も工業製品化していく。均一の味、でも、慣れてきたなぁ。それはそれで旨いと感じるもんなぁ。
逆に中途半端な「大戸屋」で食べるとすごく虚しく感じる。まずくはない、悪くはない、でも食後虚しくなる。割り切りなんだろうか？
夜は、天ぷらにチャレンジ！なかなか上出来だった。ワイン&DVDを観て1985年代へタイムスリップ。クイーンは最高だ。戻れない時代に酔う。

貴女を抱きたい夜の苦いブルース

極楽

８月１２日（金）

夏休み突入。けれど、そうもいかず。気分だけは夏休み。
高速道路は渋滞。見ているだけで疲れる。昔は、この渋滞に巻き込まれてイライラしながら移動していたなぁ。それも、懐かしい思い出となってしまった。すべては終わる。過去になるだけじゃなく終わる。時間は、間違いなく正確に心臓を撃ち抜くのだ。ま、気楽と言えば気楽だ。極楽とは消え失せることなのかもしれない。
といういことで、消え失せるまでのわずかな時間に反撃を試みるのだ。『～飲んで騒いで恋して暮らすんだ～/by雑文堂』

思いっきり伸びをして空中に散乱する時間を吸い込んでみる

肉体関係

８月１１日（木）

「肉体関係」という言葉が久しぶりに耳に飛び込んできた。ドキッとした。意味深で後ろめたさを隠し持った言葉。「SEX」よりも鮮烈な言葉。「肉体関係」いいね。肉体の関係だけれど、そこには思いが潜んでいる。やっと辿り着いた関係のような気がする。
「あのひとと、肉体関係」流行り言葉にならないかなぁ。

舌の上で転がす言葉が溶けて口説き文句になっていく