今週は七尾旅人のニューアルバム「リトルメロディ」が発売。
七尾クンはこの1年で聴き出した。幾つかのアルバムを聴いたけど作品ごとに全く違う。
「billon Voices」は聴き易かったし、斬新さに魅かれたがその他のアルバムはウーン(笑)
「911FANTASIA」は曲の多さ(30曲!3枚組!)、ミュージカル仕立の構成、
何より911というテーマの重さに正直ひいた部分も。
「蜂雀」「パンクアダージョ」(18曲入り!)は光る部分はあるが聴き込むまでは至らず。
だから、今回のニューアルバムも買うのは悩んだ。独特の世界を受入れられるか不安があった。
でも一方でかなり興味あった。
批判ばかり書いてるが七尾クンの書く曲は独特で他のアーティストに無い魅力がある。
アルバム全体としてはイマイチでも(スマン笑)ピカリと輝く歌が必ずある。
「蜂雀」の「ぎやまん」や「おやすみタイニーズ」のメロディラインはクセになるし
「911FANTASIA」の「少し浮かれて」「airplane」はもう驚愕した。
国際貿易ビルに突っ込んだ飛行機に乗った人のキモチを歌のテーマにする奴がいるとは!
「billon Voices」は歌だかラップだか叫びかワケが分からない作品を連発。笑った。
こういうのを異才・天才というんだろう。天才のやることは凡才には理解できん。
だけど無視できない。気になる。
この1年で色んなイベントで彼のライブに触れて場を創るエネルギーにも惹かれてた。
でニューアルバム、思い切って買ってみました(長い前置き(^^;)ゞ)
聴いてみて・・・凄く・・満足感、充足感に包まれた。
今までのとがった作風と全く違う。「歌モノ」フツーに聴ける。
基本、弾語り+バンドサウンドでまたサウンドもソウルで柔らかい。
どうしたんだ?今まで持ってた牙を引っ込めたのか?ナイフは片付けたのか?
いや、違う。牙はチャンと生きてる。ナイフは鋭く光ったままだ。
このアルバムで七尾クンは311で傷ついた世界に取っ組み合ってる。
単なる創作のモチーフではなく「生きていくためのテーマ」として向き合ってる。
七尾クンは東北支援活動も積極的に行い東北でライブもやってる。
しょっぱなから福島に棲む人の放射能への不安を綴った「圏内の歌」
他にも度々出てくる「もう戻れない」「魔法が解けた」「ぜんぶ嘘だと言ってくれ」
といった何処か哀しく諦めたような歌詞。
明らかに「あの日以降の世界」を描いてる。
極めつけは「Memory Lane」これは明らかに被災地の光景を描いてる。
「戻れない場所で君はまだお姫様」「どうしても帰れないの?」
「瓦礫の街で 君はまだ諦めないまま」
「どこ行くの?教えてよ ここを離れて どこいくの?」
この歌を聴いたとき。この1年で見た東北が一気にフィードバックした。
仙台荒浜、石巻、いわき、荒れた海岸、山ほどの瓦礫、笑って話す現地の皆さん。
泣きそうになった。同時に温かく優しいキモチになった。なれた。
そう、このアルバムは311後の傷ついた人、風景に優しく寄り添ってる。
オンガクを創るために悲しい事件をテキトーにネタにしてハイおわり、じゃない。
傷ついた人のために何かをしようとしてる。歌、オンガクの力を信じて。
あくまで優しく、温かく真っ直ぐと「闘ってる」。全力で。全身全霊をこめて。
このアルバムを聴くと東北ボランティアで見た光景を思い出す。
でも、決して悲しいキモチにはならない。むしろ温かく優しいキモチになる。
仙台の空、荒浜で会ったおじいさんたち、農家のおじさん、その笑顔。
いわきの海、畑、石巻の山ほど積まれた瓦礫・・思い出して・・泣いて笑ってしまった。
オンガクを聴いて東北を想ってこんな優しいキモチになれるなんて。
そして「サーカスナイト」「Memory Lane」を聴くと矢鱈「あきらめてたまるか」と力が湧く。
最終曲「リトルメロディ」・・・熱い力に溢れてた・・ただ聴いた。
「いつかかなえてみせるって 小さなメロディ」「これからやり直せるさ」
「どんな壁も越えてゆけよ 小さなメロディ」
「何億光年の遠すぎる時間を 短い歌で超えよう」
なんだ、こいつ、矢鱈熱い奴じゃん。ロックじゃん。
あの独特のファッション、話し方からレイドバックした奴かと思ってたけど全然違う。
ホントは凄い熱い優しい歌うたいでロックシンガーだったんだな。
今までは前衛的なスタイルで尖った方向でエネルギーを撒き散らしてたけど
今度はストレートをズドンと放り込んできたんだ。潔いくらい。真っ直ぐと。
若いの、やるじゃん。キミはまだ、あきらめてないんだな。
オレもそうだ。あきらめたくない。腹が立つこと、ウンザリすることばかりだけど
あきらめるのはイヤだ。逃げるのもイヤ。オンガクに力を貰って闘い続けたい。
次、東北に行くときはこのアルバムを旅のお供に連れて行ってあげよう。
「東北」をステキに描いてくれたお礼だ♪
ウチの王子様はゼリーを前にドキドキ。目がキラキラ輝いてます\(T▽T)/
キミのオモシロさ、愉快さもオレのエネルギーだよ♪
さ、にゃにゃん。明日から夏休みだ。いっぱい遊んで楽しくすごそうな☆
七尾クンはこの1年で聴き出した。幾つかのアルバムを聴いたけど作品ごとに全く違う。
「billon Voices」は聴き易かったし、斬新さに魅かれたがその他のアルバムはウーン(笑)
「911FANTASIA」は曲の多さ(30曲!3枚組!)、ミュージカル仕立の構成、
何より911というテーマの重さに正直ひいた部分も。
「蜂雀」「パンクアダージョ」(18曲入り!)は光る部分はあるが聴き込むまでは至らず。
だから、今回のニューアルバムも買うのは悩んだ。独特の世界を受入れられるか不安があった。
でも一方でかなり興味あった。
批判ばかり書いてるが七尾クンの書く曲は独特で他のアーティストに無い魅力がある。
アルバム全体としてはイマイチでも(スマン笑)ピカリと輝く歌が必ずある。
「蜂雀」の「ぎやまん」や「おやすみタイニーズ」のメロディラインはクセになるし
「911FANTASIA」の「少し浮かれて」「airplane」はもう驚愕した。
国際貿易ビルに突っ込んだ飛行機に乗った人のキモチを歌のテーマにする奴がいるとは!
「billon Voices」は歌だかラップだか叫びかワケが分からない作品を連発。笑った。
こういうのを異才・天才というんだろう。天才のやることは凡才には理解できん。
だけど無視できない。気になる。
この1年で色んなイベントで彼のライブに触れて場を創るエネルギーにも惹かれてた。
でニューアルバム、思い切って買ってみました(長い前置き(^^;)ゞ)
聴いてみて・・・凄く・・満足感、充足感に包まれた。
今までのとがった作風と全く違う。「歌モノ」フツーに聴ける。
基本、弾語り+バンドサウンドでまたサウンドもソウルで柔らかい。
どうしたんだ?今まで持ってた牙を引っ込めたのか?ナイフは片付けたのか?
いや、違う。牙はチャンと生きてる。ナイフは鋭く光ったままだ。
このアルバムで七尾クンは311で傷ついた世界に取っ組み合ってる。
単なる創作のモチーフではなく「生きていくためのテーマ」として向き合ってる。
七尾クンは東北支援活動も積極的に行い東北でライブもやってる。
しょっぱなから福島に棲む人の放射能への不安を綴った「圏内の歌」
他にも度々出てくる「もう戻れない」「魔法が解けた」「ぜんぶ嘘だと言ってくれ」
といった何処か哀しく諦めたような歌詞。
明らかに「あの日以降の世界」を描いてる。
極めつけは「Memory Lane」これは明らかに被災地の光景を描いてる。
「戻れない場所で君はまだお姫様」「どうしても帰れないの?」
「瓦礫の街で 君はまだ諦めないまま」
「どこ行くの?教えてよ ここを離れて どこいくの?」
この歌を聴いたとき。この1年で見た東北が一気にフィードバックした。
仙台荒浜、石巻、いわき、荒れた海岸、山ほどの瓦礫、笑って話す現地の皆さん。
泣きそうになった。同時に温かく優しいキモチになった。なれた。
そう、このアルバムは311後の傷ついた人、風景に優しく寄り添ってる。
オンガクを創るために悲しい事件をテキトーにネタにしてハイおわり、じゃない。
傷ついた人のために何かをしようとしてる。歌、オンガクの力を信じて。
あくまで優しく、温かく真っ直ぐと「闘ってる」。全力で。全身全霊をこめて。
このアルバムを聴くと東北ボランティアで見た光景を思い出す。
でも、決して悲しいキモチにはならない。むしろ温かく優しいキモチになる。
仙台の空、荒浜で会ったおじいさんたち、農家のおじさん、その笑顔。
いわきの海、畑、石巻の山ほど積まれた瓦礫・・思い出して・・泣いて笑ってしまった。
オンガクを聴いて東北を想ってこんな優しいキモチになれるなんて。
そして「サーカスナイト」「Memory Lane」を聴くと矢鱈「あきらめてたまるか」と力が湧く。
最終曲「リトルメロディ」・・・熱い力に溢れてた・・ただ聴いた。
「いつかかなえてみせるって 小さなメロディ」「これからやり直せるさ」
「どんな壁も越えてゆけよ 小さなメロディ」
「何億光年の遠すぎる時間を 短い歌で超えよう」
なんだ、こいつ、矢鱈熱い奴じゃん。ロックじゃん。
あの独特のファッション、話し方からレイドバックした奴かと思ってたけど全然違う。
ホントは凄い熱い優しい歌うたいでロックシンガーだったんだな。
今までは前衛的なスタイルで尖った方向でエネルギーを撒き散らしてたけど
今度はストレートをズドンと放り込んできたんだ。潔いくらい。真っ直ぐと。
若いの、やるじゃん。キミはまだ、あきらめてないんだな。
オレもそうだ。あきらめたくない。腹が立つこと、ウンザリすることばかりだけど
あきらめるのはイヤだ。逃げるのもイヤ。オンガクに力を貰って闘い続けたい。
次、東北に行くときはこのアルバムを旅のお供に連れて行ってあげよう。
「東北」をステキに描いてくれたお礼だ♪
ウチの王子様はゼリーを前にドキドキ。目がキラキラ輝いてます\(T▽T)/
キミのオモシロさ、愉快さもオレのエネルギーだよ♪
さ、にゃにゃん。明日から夏休みだ。いっぱい遊んで楽しくすごそうな☆