週末東京国際フォーラムに元春のライブに行ってきた。
3月行うはずだったツアーファイナルの振替公演。待ち望んだライブ。
ライブレポ昨日一旦書いたけどデータが消えた。で再度書こうと思ったが書けない。
何か色んな想いがあふれて冷静になれない。
でも・・何かカタチにしたい。それも時間を置いて自分の想いを熟させるのでなく
現在(いま)のこの想いを衝動のままに書き散らしたい。
ということでライブレポでなくライブで感じた所感を書きます(いつもと同じ^^;)
できっと「楽しくない」内容だと想います。ご容赦<(_ _)>
○「君をさがしている」からスタート。アレンジは特に変わりなし。
初日3曲目「コンプリ」のKyOnさんのキーボードソロで何故か泣きそうになった。
いつもどおりの演奏。ある意味ワンパターン。この曲で涙が出そうになるなんて。
そして「99ブルース」のKyOnさnソロでも同様のキモチに襲われた。
「ああ、オレは帰ってきた。帰ってきたんだ!ここにいるんだ!」そう思った。
○ヒットパレードになるか?と思ったらそうでもなかった。
定番曲は演奏されたけど意外な曲も多し。「ソーヤング」も「スターダストキッズ」
も「ハートビート」も「ナイトライフ」もなし。ウン、それが良かった。
○「欲望」は凄まじかった。あんな元春はかって見たことがない。
初日はただただ圧倒された。2日目はこの曲を初めて聴いたころを思い出した。
30手前。矢鱈怒り苛立ってた。自分に、社会に、世界に。
その怒り、苛立ちは今も消えない。
それは18年経っても「自分が変っていない」ということ?
何も変えられず変らず・・・あのときから全然成長できていないのか?
それとも今の怒り・苛立ちはあのときと違う新しいものなのか?
○新作「月と専制君主」からの演奏は素晴らしい。レコードと寸分たがわない。
こんな演奏が出来るのはホボキンくらいだろう。
そして「ヤングブラッズ」がニューアレンジで聴けたのがウレシイ。
現在(いま)の元春をチャンと見せてくれてそれがサイコーに活かしてた。
○オレが一番好きなアルバムは「サークル」。「君を連れてゆく」の演奏は嬉しかった。
そして「新しい航海」。これも大好き。コロちゃんと長田さんが並ぶ姿にグッと来た。
「がれき」「家をなくしてしまった」その歌詞を避けないで歌った勇気に拍手。
○「ロックンロールナイト」の叫びにはやられた。
オレには「一緒にまぼろしを見てる友人」も「たどりつきたい場所」もない。
今更「こたえも探していない」。
だけど「どんな答えが待っているのか?」とその後の叫び声はグサリときた。
隣にいるオレよりちょっと若い男性が胸に拳をあててジッと聴いてるのが印象的だった。
○「約束の橋」。正直ただの盛り上げ曲のイメージしかない。嗚呼いつもの定番ね。
こっから後半盛り上がりが始まるのね。ハイハイ。そんな冷静なキモチで聴いてた。
が「いままでの君はまちがいじゃない」のトコでいきなり熱いものがこみあげてきた。
この曲で。。。か?オレには一番遠い歌なのに。「いままでの君はまちがいじゃない」?
「マチガイだらけで生きてきた」オレには関係のないコトバだ。
だから、オレはライブでこの歌詞を一緒に歌うことはない。でも・・・歌いたくなった。
コトバにならなかった。2日目は少しだけ声が出た。ホンのちょっとシアワセだった。
○「サムデイ」のステキなエピソード。1日目と2日目で少しだけ違ってたけど。
これも色んな場所で触れてきた。でも飽きない。
周囲の男性が一生懸命声を張り上げて歌ってる。みんな色んな想いがあるんだな。
○「サムデイ」・・これも自分に関係ない曲だった。オレに「いつか」なぞあるわけない。
オレみたいな薄汚れた人間にそんなステキな瞬間は来ない。絶対来ない。
そう思って生きてきた。でも、もしかしたらオレは知らない間に「いつか」を手にしたのかも。
嫁が横にいて楽しい友人がいて。一緒にライブを楽しんで。もう十分だ。
これ以上何を望む必要がある?だから素直に一緒に歌える。昔とはもうちがうんだ。
○「悲しきレイディオ」の例の「ここに嫌な奴は一人もいないぜ!」はやっぱりウレシイ。
でも、オレめちゃくちゃ嫌な奴ですよ(笑。
普段、策略や罠をめぐらして他人を陥れようとするし目的のためなら何でもするし。
でも、オレみたいな悪人でもここでは無邪気に笑ってる。ココロの底から。
会社でしてる「つくりわらい」じゃない。ホンキで笑ってる。ホントの笑顔だ。
ホールを出たらまた「ギブ&テークのゲーム」を始める。
でも一時でも無邪気に笑える瞬間があれば・・・それでイイ。
○アンコールは「アンジェリーナ」1曲のみ。アッサリ終ったのが元春らしい。
元春が最後に読んだ手紙。これを聞いて25年応援してきた甲斐があった。そう思った。
他にも書きたいことは色々ある。アタマの中にコトバがあふれてる。
ヤッパリ書きたいのは長田さんのギター!凶暴でヤクザで凄い!
「欲望」「新しい航海」「ヤングフォーエヴァー」は長田さんが居たから新しい息吹を与えられた。
もし可能ならホボキンに加入しないかな?勿論コロちゃんも素晴らしいギタリストだけど。
ホボキンのサウンドはある意味完璧すぎる。何でもできる。完璧過ぎて何かが足らない。
でも長田さんが入ったら足りない何かが埋まるだけでなく更にパワーアップする気がする。
佐橋佳幸と長田進のツィンギターにKyOnさん。最強じゃん♪
あと・・・今回、元春から震災について特別なメッセージは出されなかった。
セットリストもおそらく震災前と同じだったんだろう。でも、オレはそれでイイ。
震災に関連した「特別な何か」を元春に求める気はない。
だって、元春の曲は以前から社会に対する危機感、政治家のウソッぱち、
人が分かり合えず争う痛み、個人が社会や大きな力に抑圧されることへの異議申し立て。
現在(いま)必要なこと全部昔から歌ってるじゃないか。だからイイんだ。いつもどおりで。
そして元春は今回の震災に対してチャリティーシングル発売も特別なライブもしてない。
ファンに寄付を呼びかけるも無い。公式HPで募金をしているサイトを紹介してるだけ。
きっと自分のファンを信じているんだろう。「言わなくても自分で考え行動する」って。
ヒロシや中川の様に直接的なアクションも素晴らしい。
でも元春の様に「まかせる」姿勢もステキだと思う。その信頼には応えたい。
2日目のライブの後、いろんな人と会った。ひさしぶりに会う友人もいた。
凄くハッピーだった。友人を見つけるたびに笑顔になる自分を感じた。
2000年の20周年ライブの後もこうやって色んな人と会ったな。
あのときは初めて会った人ばかりだった。でもそれが現在(いま)では旧友。
未だにつながっている。それは元春がくれたサイコーのプレゼントだ。
何ていうか全編シアワセなライブだった。自分が受容れられている、そんな幸福感があった。
普段ライブに安心感や幸福感は求めないオレなのに。ここではその幸福感がウレシイ。
翌日目が覚めるとすごく幸福なキモチだった。横にいる嫁の寝顔を見てまたシアワセを感じた。
電車の中で元春を聴きながら、昨日のライブを思い出した。
そういえば今回歌を聴きながら矢鱈昔のことを思い出してたな。
普段元春のライブで昔を思い出すなんて無いのに。
30代の苦しかった日々。嫁と知合った頃のこと、
初めて嫁と一緒にライブを見た日のこと、矢鱈思い出してた。
そういえば昔は元春に過去の記憶を重ねない。想い出すことなんて何もない。そう思ってた。
オレは元春には「現在(いま)」しか重ねないって。重ねる過去がないって。
だけど、オレにも重ねる過去があったじゃないか。嫁と知合って一緒に元春のライブを何度も見て。
友人とも一緒に見て。オレにもいつの間にか元春にまつわる「想い出」ができてたじゃないか。
いつのまに。あったんだな。オレにも。・・・・そう思うと凄くシアワセなキモチになった。
元春、最高のライブありがとう。
次にライブ行ったときはオレも「いままでの君はまちがいじゃない」を大声で歌えるかな?
歌えると・・・・イイな。そのときを楽しみに次のアクションを待ってるよ♪
3月行うはずだったツアーファイナルの振替公演。待ち望んだライブ。
ライブレポ昨日一旦書いたけどデータが消えた。で再度書こうと思ったが書けない。
何か色んな想いがあふれて冷静になれない。
でも・・何かカタチにしたい。それも時間を置いて自分の想いを熟させるのでなく
現在(いま)のこの想いを衝動のままに書き散らしたい。
ということでライブレポでなくライブで感じた所感を書きます(いつもと同じ^^;)
できっと「楽しくない」内容だと想います。ご容赦<(_ _)>
○「君をさがしている」からスタート。アレンジは特に変わりなし。
初日3曲目「コンプリ」のKyOnさんのキーボードソロで何故か泣きそうになった。
いつもどおりの演奏。ある意味ワンパターン。この曲で涙が出そうになるなんて。
そして「99ブルース」のKyOnさnソロでも同様のキモチに襲われた。
「ああ、オレは帰ってきた。帰ってきたんだ!ここにいるんだ!」そう思った。
○ヒットパレードになるか?と思ったらそうでもなかった。
定番曲は演奏されたけど意外な曲も多し。「ソーヤング」も「スターダストキッズ」
も「ハートビート」も「ナイトライフ」もなし。ウン、それが良かった。
○「欲望」は凄まじかった。あんな元春はかって見たことがない。
初日はただただ圧倒された。2日目はこの曲を初めて聴いたころを思い出した。
30手前。矢鱈怒り苛立ってた。自分に、社会に、世界に。
その怒り、苛立ちは今も消えない。
それは18年経っても「自分が変っていない」ということ?
何も変えられず変らず・・・あのときから全然成長できていないのか?
それとも今の怒り・苛立ちはあのときと違う新しいものなのか?
○新作「月と専制君主」からの演奏は素晴らしい。レコードと寸分たがわない。
こんな演奏が出来るのはホボキンくらいだろう。
そして「ヤングブラッズ」がニューアレンジで聴けたのがウレシイ。
現在(いま)の元春をチャンと見せてくれてそれがサイコーに活かしてた。
○オレが一番好きなアルバムは「サークル」。「君を連れてゆく」の演奏は嬉しかった。
そして「新しい航海」。これも大好き。コロちゃんと長田さんが並ぶ姿にグッと来た。
「がれき」「家をなくしてしまった」その歌詞を避けないで歌った勇気に拍手。
○「ロックンロールナイト」の叫びにはやられた。
オレには「一緒にまぼろしを見てる友人」も「たどりつきたい場所」もない。
今更「こたえも探していない」。
だけど「どんな答えが待っているのか?」とその後の叫び声はグサリときた。
隣にいるオレよりちょっと若い男性が胸に拳をあててジッと聴いてるのが印象的だった。
○「約束の橋」。正直ただの盛り上げ曲のイメージしかない。嗚呼いつもの定番ね。
こっから後半盛り上がりが始まるのね。ハイハイ。そんな冷静なキモチで聴いてた。
が「いままでの君はまちがいじゃない」のトコでいきなり熱いものがこみあげてきた。
この曲で。。。か?オレには一番遠い歌なのに。「いままでの君はまちがいじゃない」?
「マチガイだらけで生きてきた」オレには関係のないコトバだ。
だから、オレはライブでこの歌詞を一緒に歌うことはない。でも・・・歌いたくなった。
コトバにならなかった。2日目は少しだけ声が出た。ホンのちょっとシアワセだった。
○「サムデイ」のステキなエピソード。1日目と2日目で少しだけ違ってたけど。
これも色んな場所で触れてきた。でも飽きない。
周囲の男性が一生懸命声を張り上げて歌ってる。みんな色んな想いがあるんだな。
○「サムデイ」・・これも自分に関係ない曲だった。オレに「いつか」なぞあるわけない。
オレみたいな薄汚れた人間にそんなステキな瞬間は来ない。絶対来ない。
そう思って生きてきた。でも、もしかしたらオレは知らない間に「いつか」を手にしたのかも。
嫁が横にいて楽しい友人がいて。一緒にライブを楽しんで。もう十分だ。
これ以上何を望む必要がある?だから素直に一緒に歌える。昔とはもうちがうんだ。
○「悲しきレイディオ」の例の「ここに嫌な奴は一人もいないぜ!」はやっぱりウレシイ。
でも、オレめちゃくちゃ嫌な奴ですよ(笑。
普段、策略や罠をめぐらして他人を陥れようとするし目的のためなら何でもするし。
でも、オレみたいな悪人でもここでは無邪気に笑ってる。ココロの底から。
会社でしてる「つくりわらい」じゃない。ホンキで笑ってる。ホントの笑顔だ。
ホールを出たらまた「ギブ&テークのゲーム」を始める。
でも一時でも無邪気に笑える瞬間があれば・・・それでイイ。
○アンコールは「アンジェリーナ」1曲のみ。アッサリ終ったのが元春らしい。
元春が最後に読んだ手紙。これを聞いて25年応援してきた甲斐があった。そう思った。
他にも書きたいことは色々ある。アタマの中にコトバがあふれてる。
ヤッパリ書きたいのは長田さんのギター!凶暴でヤクザで凄い!
「欲望」「新しい航海」「ヤングフォーエヴァー」は長田さんが居たから新しい息吹を与えられた。
もし可能ならホボキンに加入しないかな?勿論コロちゃんも素晴らしいギタリストだけど。
ホボキンのサウンドはある意味完璧すぎる。何でもできる。完璧過ぎて何かが足らない。
でも長田さんが入ったら足りない何かが埋まるだけでなく更にパワーアップする気がする。
佐橋佳幸と長田進のツィンギターにKyOnさん。最強じゃん♪
あと・・・今回、元春から震災について特別なメッセージは出されなかった。
セットリストもおそらく震災前と同じだったんだろう。でも、オレはそれでイイ。
震災に関連した「特別な何か」を元春に求める気はない。
だって、元春の曲は以前から社会に対する危機感、政治家のウソッぱち、
人が分かり合えず争う痛み、個人が社会や大きな力に抑圧されることへの異議申し立て。
現在(いま)必要なこと全部昔から歌ってるじゃないか。だからイイんだ。いつもどおりで。
そして元春は今回の震災に対してチャリティーシングル発売も特別なライブもしてない。
ファンに寄付を呼びかけるも無い。公式HPで募金をしているサイトを紹介してるだけ。
きっと自分のファンを信じているんだろう。「言わなくても自分で考え行動する」って。
ヒロシや中川の様に直接的なアクションも素晴らしい。
でも元春の様に「まかせる」姿勢もステキだと思う。その信頼には応えたい。
2日目のライブの後、いろんな人と会った。ひさしぶりに会う友人もいた。
凄くハッピーだった。友人を見つけるたびに笑顔になる自分を感じた。
2000年の20周年ライブの後もこうやって色んな人と会ったな。
あのときは初めて会った人ばかりだった。でもそれが現在(いま)では旧友。
未だにつながっている。それは元春がくれたサイコーのプレゼントだ。
何ていうか全編シアワセなライブだった。自分が受容れられている、そんな幸福感があった。
普段ライブに安心感や幸福感は求めないオレなのに。ここではその幸福感がウレシイ。
翌日目が覚めるとすごく幸福なキモチだった。横にいる嫁の寝顔を見てまたシアワセを感じた。
電車の中で元春を聴きながら、昨日のライブを思い出した。
そういえば今回歌を聴きながら矢鱈昔のことを思い出してたな。
普段元春のライブで昔を思い出すなんて無いのに。
30代の苦しかった日々。嫁と知合った頃のこと、
初めて嫁と一緒にライブを見た日のこと、矢鱈思い出してた。
そういえば昔は元春に過去の記憶を重ねない。想い出すことなんて何もない。そう思ってた。
オレは元春には「現在(いま)」しか重ねないって。重ねる過去がないって。
だけど、オレにも重ねる過去があったじゃないか。嫁と知合って一緒に元春のライブを何度も見て。
友人とも一緒に見て。オレにもいつの間にか元春にまつわる「想い出」ができてたじゃないか。
いつのまに。あったんだな。オレにも。・・・・そう思うと凄くシアワセなキモチになった。
元春、最高のライブありがとう。
次にライブ行ったときはオレも「いままでの君はまちがいじゃない」を大声で歌えるかな?
歌えると・・・・イイな。そのときを楽しみに次のアクションを待ってるよ♪