僕と猫のブルーズ

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佐久間正英さん

2014年01月21日 | オトの記憶(CD、ライブ)
佐久間正英さんが亡くなった。享年61歳。
昨年、ご自分のブログで「余命僅かなこと」について告白されてたし、
年末NHKで闘病についてのドキュメンタリーが放映されていたので
「いつか、こういう日が来る」とは思ってたが・・・
亡くなられたことに思った以上にショックを受けている自分が居る。

佐久間正英・・80年代日本のロックを聴いて育った人間なら当然知ってる。
ボクが聴いた音源だけでもボウイ、up-beat、ストリートスライダーズ、
ZELDA、エレカシ・・実に幅広いミュージシャンをプロデュースしてる。
他にもGLAY、ジュディマリ、早川義夫・・・キリが無いな。

ボクが初めて佐久間サウンドを意識したのはup-beat。
「Time Bomb」を聴いたとき「うわぁカッコいい!」と感動した。
その後、up-beatにハマって当然佐久間サウンドも聴くことになる。
up-beatの3rdアルバム「Hermit Complex」はホントに素晴らしかった。

その後もスライダーズのベスト盤だのdip in the foolで織りにつけて
彼のサウンドに触れていたけど、そのうちフォローしなくなったな。

今日、エレカシの「ココロに花を」を聴いた。
「悲しみの果て」「孤独な旅人」「四月の風」と名曲がイッパイ詰まってる。
どの曲もステキなサウンドで色づけがされていた。
「孤独な旅人」を聴いているうちに何かグッと来た。

佐久間さんといえば思い出すエピソードが2つある。
いずれも雑誌やネットで知った情報。もしかしたら勘違いかも知れない。
でも、とてもステキなエピソードなので「真実」だと思うことにする。

・80年代、あるバンドがデビューした際、ファーストアルバムの演奏
 はバンドメンバーで無くスタジオミュージシャンの音に差し替えられた。
 次のアルバムのプロデュースを頼まれた佐久間さんは「バンドメンバー
 の演奏で無ければ引き受けない」と言ったらしい。
 2ndアルバムはボクも聴いた。凄くカッコいいアルバムだった。
・不正コピー防止のため「CCCD」が出回っていた時代。
佐久間さんはGLAYのアルバムのCCCD化を断固拒絶したらしい。
 理由は単純。「CCCDだと最高のバンドサウンドを再現できないから」

・・・・カッコいいな。そうしかいえない。

確実に日本の音楽文化を創った方。
そして「カッコいいロックサウンドがどういうモノか?」教えてくれた方。

ドキュメンタリーで見た佐久間さんは余命僅かにもかかわらず
実に活き活きとオンガクを楽しんでいた。サイコーにカッコよかった。

闘病生活お疲れさまでした。サウンドだけでなく生き方自体がカッコよかったです。
ゆっくりとお休みください。R.I.P

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