僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

30年後の現在(いま)~「名盤ライブ 佐野元春Sweet16」@ZEPP YOKOHAMA

2022年12月08日 | 佐野元春

今年は元春のアルバム「Sweet16」発売から30年。「名盤ライブ」と銘打って再現ライブを開催。

「Sweet16」は今でもよく聴く好きな作品なので嫁@パンダを誘って参加決定。

過去、元春のアルバム再現ライブは2回参加してる。「サムデイ」と「カフェボヘミア」。

「サムデイ」はリアタイで聴いてなかったので再現ライブは新鮮でオモシロかった。

「カフェボヘミア」は初めて聴いた元春アルバム。若いシンガーが歌う様にノスタルジーを感じた。

では「Sweet16」をライブを見て感じるのは何か?なつかしさ?あたらしさ?別の何か?

30年前のオトがOld58、くたびれきったオレにリアルに響くのか?それを確かめたかった。

当日は豪雨。入場手続きに手間取り場内の様々なコーナー設置に気づく余裕もなし。

席は長田さん側の後方。ステージ全体が見える位置。

場内BGMは洋楽。これ「Sweet16」と同じ時期に発売された曲ばかり掛けてた?

予定より少し遅れて開始。配達で「Sweet16」が届き開封していよいよライブ開始。

ライブの様子は、MOTO友ばやクンのNoteが詳しいのでそちらをご覧ください(他人頼み^^;)
佐野元春 名盤ライブ「Sweet 16」2022.11.23 KT Zepp Yokohama(ネタバレあり)|bayasimplesongs|note

ボクはいつも通り、ライブ見て感じた個人的雑感をとめどなくツラツラ書きます。

名盤ライブ「Sweet16」の感想。唯々サイコーだった!☺

最初短髪の元春が登場した時「あ、See Far Miles2ツアーと同じやん」と思った(^_^)

最初から怒涛の展開。元春の声がホント凄かった。何度も叫ぶその様に魅入られた。

そしてバンド!単なるCDの再現じゃない。CDのオトが増幅されてトンデモないことになってた!

後半は、どの曲もエンディングが長くなっていてしかもサイケに歪みCDの音がパワーアップしてた。

これ「再現ライブ」とちゃうわ。「Version Upライブ」だ🤣

「Sweet16」は何度も聴いたアルバムだけど、実際にLIVEで再現されると色んな発見があった。

「Sweet16」の「I´m Gonna Be With You」は「Happy End」の「いつもそばにいるよ」と繋がってる!

そうか、このアルバムのテーマは「キミと一緒にいるよ」だったんだ。30年経ってやっと分かった(^^;

「Rainbow In My Soul」喪失と再生の歌、喪っても悲しくない、終わりじゃないんだ。

聴きながらそっと腕の中のヨモちゃん🐱を抱きしめた(V_V)。

「Pop Chirdren」。長田さんのギターが凄まじい。長田進最強無双!と叫びたくなった(^^;

そして「Pop Chirdren」から「君のせいじゃない」の流れは2022年現在の世界を描いてる気がした。

「Pop」はSNSの暴走、「誰かが君の..」の「街角から街角に神」は世に溢れるカリスマヒーローへの皮肉、

「廃墟の街」は戦争による破壊、「君のせいじゃない」は過剰な自己責任を描いてる、そんな風に想った。

92年の歌が30年後もリアル。元春が予言してたとかじゃなくて30年経っても世界が何も良くなってない。

いや30年前は隠されてたモノ、無かったはずの闇が今や我が物顔で世界を跋扈してる。

この日鳴らされた「Sweet16」の幾つかの曲は「今、何処?」と繋がってる、とそう感じた。

「廃墟の街」の後半、長田さんの啼くようなギターを聴きながら、そんな事を想った。

唯、シリアスな要素は有っても決して重苦しくはならない。

「Pop Chirderen」では元春が指でハサミを象った様なミョーなアクションをして笑ったし、

アッキーが超ゴキゲンで完全にワンちゃん🐶となって飛び回ってる様にも笑った。

元春のLIVEはいつだってそうだ。シリアスだけどゴキゲン。考えさせるけど笑わせる。

この日、歌い鳴らすヒト達は「The Sun」と「今、何処?」を創ったのだ。

そのヒト達が現在(いま)の「Sweet16」の音を鳴らしてるんだ。

ノスタルジーなんぞあるワケがなかった。唯々「現在(リアル)」だった。

後半、「Happy End」が鳴った。終わりなのにあたらしくはじめる歌。

一番聴きたかった!元春は最後何度も「Hold Me Love Me」と繰返し歌った。

聴いてて。。泣いて笑ってヨモちゃん🐱を抱きしめながら踊った。

「Raiwbow In My Soul、ボヘミアングレイヴヤード」そして「Happy End」。喪した物の回復。

これらの曲は、オレにとって「グリーフケア」を描いてる、そんな風に想えてならなかった。

(グリーフケア:死別や喪った悲しみを受止め乗り越えるプロセス)

本編最後「エイジアンフラワーズ」と「また明日」。CDでは女性シンガーをゲストに迎えた歌。

此処はコーラス佐々木久美さんとTIGERさんの歌声がホント素晴らしかった!

最後のこの2曲、元春の歌声は空を突き抜ける様なそんなパワーに満ちていた。

アンコール、何を歌うか楽しみだった。

「シーファーマイルス2」アレンジで「New Age/ハートビート」聴きたかったがハズレ(T▽T)。

先ず「約束の橋」。この曲のヒットが「Sweet16」に繋がったんだから、そりゃ演るよな(笑)

COYOTEアレンジと違うHeartlandアレンジが久しぶりに聴くと新鮮。

過去、自分は「今までの君はまちがいじゃない」の歌詞を素直に受け止められなかった。

でも、今夜「元春ファンでい続けた自分がマチガイじゃない」と思えた。

今迄、散々間違ってきたオマエだけど、その事だけは褒めてやるV(^^)

最後の最後は「ヤング・フォーエヴァー」。この日唯一ハートランドでない曲。

元春が何故この曲をオーラスに選んだか?は分からない。

でもKyOnさんのギター観れたしKyOnさんと満面の笑顔でギター振回すアッキー観れた。

もう、それでイイ。曲の意味とかどうでもイイ(散々曲の意味書いてて矛盾してるけど^^;)

元春のLIVEはライブ中に色々考える。曲のメッセージ、今日ここに自分がいる意味。

LIVE空間の中で元春の歌と独りで対峙して色々想う。大勢の中にいても1対1。

歌とオトが自分のアタマと胸の中に広がり色んな想いが駆け巡る。

それは孤独で・・・でも、とても豊かな時間だ。

そして横を見ると嫁@パンダがいて腕の中にヨモちゃん🐱が居てMOTO友さんがいる。

嗚呼、オレ此処に居ていいんだ。オレは此処では許されてる。そう想って安心できる。

そうやって最後元春の笑顔とバンドのゴキゲンな演奏に唯笑ってる。今日もそうだった。

嗚呼、ホント愉しかった。ライブ中、何度も笑い何度も泣いた。

そしてヨモちゃん🐱を何度も抱きしめた。

嫁@パンダも愉しんだ様子。つーことで12/20のロッキンクリスマスも行きます!

ヨモちゃん、ハートランドサウンド愉しかったな。

今度はコヨーテ🐺で「だ~んす」しような🎵

コメント