ホーム
地上駅であり、東西方向に伸びる島式ホーム3面6線を有する。乗り場は北側から1番線・2番線の順で、6番線まであります。
構内北側にある身延線用の1番線・2番線は行き止まり式のホームであり、ホームの吉原駅側(東側)に車止めが設置されています。3 - 6番線は東海道本線用のホームであり、内側の4・5番線が東海道本線の本線、3・6番線が副本線である。また、駅構内には複数の側線や貨物設備があります。
駅西方の東海道本線沿いには富士運輸区の電車留置線が広がっている。ここへの路線は、身延線から分岐している。
1969年まで身延線は現在とは反対方向に線路が伸びており、富士宮駅まで単線であったが、大石寺へ参詣する東京方面からの団体臨時列車が富士駅構内で貨物列車並みの複雑な入換作業を行って転線する必要があったため、富士市内の立体交差化事業とあわせ、これまでとは逆方向に複線で線路を伸ばす形に改められている。
富士駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1・2 ■身延線 - 身延・甲府方面 一部の普通は3番線
3・4 ■東海道本線 上り 沼津・熱海方面 一部の当駅始発は6番線
5・6 ■東海道本線 下り 静岡・浜松方面 静岡行き特急は2番線
一部の普通は3番線
特急「ふじかわ」は両方向とも身延線2番線に発着する。
静岡方面行きのうち、当駅始発の列車および身延線から直通の普通列車が、本来沼津方面のホームである3番線から発車する。
沼津方面行きのうち、当駅始発の列車の一部が、本来静岡方面のホームである6番線から発車する。
6番線は沼津方面から身延線に入る列車も使用していたが、2009年3月改正ダイヤでは設定がない。
旅客ホーム近くにあるコンテナホーム
製紙工場へと向かう専用貨物列車(2009年1月)
JR貨物の設備として、旅客ホーム北側・駅舎東側に1面2線のコンテナホーム、そのさらに東に1面2線のコンテナホームがある。いずれのホームも有効長が短く、コンテナ車3・4両程度しか荷役作業ができない。また2つのホームの間には10本ほどの仕分け線が敷かれている。線路の多くは電化されておらず、入換作業のためにDE10形ディーゼル機関車が常駐している。
下り線側の側線から東に向かって、東芝キヤリア富士事業所へ続く専用線が分岐しており、その途中から日本製紙富士工場へ続く専用線が分岐している。日本製紙線はコンテナや有蓋車による製品輸送が行われているが、東芝線は既に使用されていない。
かつては、旅客ホーム北にある側線群からそのさらに北にある王子製紙富士工場や大興製紙工場へ、東芝線から田子の浦港に面する旭化成グループの工場群へ、駅の西側にあった住友セメント富士サービスステーションへの専用線も分岐していた。
取扱う貨物の種類
富士駅は、コンテナ貨物と専用線発着車扱貨物の取扱駅である。
コンテナ貨物は、ホームで荷役を行う12ftコンテナと、日本製紙専用線発着のコンテナを取り扱う。発送品の50%を紙製品が占めるが、食品添加物、コーンスターチ、インク、自動車部品、フィルムの発送も行われている[4]。また、産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ており、それらが入ったコンテナの取り扱いも可能である。
車扱貨物は、日本製紙専用線発着で有蓋車(ワム80000形)で輸送される紙を取り扱っている。紙の発送先は梅田駅や越谷貨物ターミナル駅、新座貨物ターミナル駅である。
貨物列車 高速貨物列車
下り列車は1日5本、上り列車は1日1本停車する。下り列車のうち2本が当駅を終点とし、別の2本が当駅を起点としている。列車の行き先は、名古屋貨物ターミナル駅・広島貨物ターミナル駅・福岡貨物ターミナル駅・沼津駅の4か所。
専用貨物列車
下り・上りともに2本ずつ停車する。行き先は、越谷貨物ターミナル駅や梅田駅など。
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