西出雲駅は以前は知井宮という駅名でした。島根県出雲市知井宮町嘉儀にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅です。
快速「アクアライナー」が半数程度停車するほか、特急「スーパーまつかぜ」が1往復停車する。
駅はかつてあった駅舎は撤去され、駅南口と駅北口が自由通路でホームに連絡しています。北口にはロータリーが整備されており、駅舎があるべき位置には知井宮郵便局があります。南口には、プール・温泉のある「出雲ゆうプラザ」、「出雲地ビールレストラン」があります。
西出雲駅の客扱い列車は多くが気動車となっています。電車は上り当駅始発と下り当駅止の列車が数本あるのみで、他は全て回送列車となっています。2006年3月18日のダイヤ改正で気動車列車の回送列車を客扱いで運行する列車が増発され、最終が日付を越えるようになりました。
電車化されて以降の「やくも」の一部が西出雲駅までの普通列車だったほか、1987年10月から1988年3月までの一時期、東京発出雲市行き寝台特急「出雲3号」は出雲市到着後、そのまま普通列車となって西出雲駅(当時の駅名は「知井宮」)まで運転していました。昼行特急の末端区間を普通として運転する例はいくつかあるが、寝台特急の末端区間を普通として運転した例は他にはありません。その後、普通列車化されない形で優等列車が1往復停車するようになりました。
かつては駅の南西側に工場があり、この工場からの貨物が当駅を通じて出ていたが、貨物取扱が廃止された後に工場もなくなり、その跡地は現在、住宅地となっているため、当時をしのぶことはできない。また、かつては線路の北側にのみ駅舎があり、南側は田園風景が広がっていた。その後、先述の工場廃止などを受けて地域再開発がなされ、次第に駅南側が現在のように整備されていきました。
現在、当駅南側はホテルや地ビールレストラン、温水プール施設などが建ち並んでおり、直進すると朱鷺の分散飼育施設(出雲市トキ分散飼育センター)や植物園、看護専門学校や老人福祉施設などがある。
島式1面2線のホームを持ち、行き違い設備を有する地上駅。このほかにもう1つ着発線があるが回送列車待機用でプラットホームはない。線路は、東西方向直線に延びており、その南北から跨線橋でホームへと通じています。
松江駅管理の無人駅で、跨線橋内部に自動券売機(簡易型の券売機)が設置されています。駅舎はかつて北口側にあったが取り壊され、現在では南口側に待合室程度の駅舎が設けられています。待合室内には長椅子が多数設置されています
西出雲駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 ■山陰本線 上り 出雲市・松江方面
2 ■山陰本線 下り 大田市・江津方面
北側のホームが1番のりばである。列車運転指令上では、北側から
1番線(1番のりば)=上り本線
2番線(2番のりば)=下り本線兼上り副本線
3番着(旅客ホーム無し)=上下副本線
となっている。なお、1番のりばの出雲市駅方向に、工事用車両を留置するための材料線と安全側線が設けられています。
幡生方に後藤総合車両所出雲支所があります。このため、伯備線から続いている電化区間は本線上は西出雲駅までだが、実際は後藤総合車両所出雲支所まで電化架線が続いています。
1913年(大正2年)11月21日 - 国有鉄道山陰本線の出雲今市駅(現・出雲市駅) - 小田駅間延伸時に知井宮駅(ちいみやえき)として開業。客貨取扱を開始。
1981年(昭和57年)7月1日 - 伯耆大山駅より当駅まで電化
1986年(昭和61年)
11月 - 特急「やくも」の一部が当駅発着となる(当駅 - 出雲市駅間は普通列車)。
11月1日 - 貨物取扱を廃止。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
1990年(平成2年)3月10日:無人駅化[2]。
1993年(平成5年)3月18日 - 西出雲駅に改称。
2008年(平成20年)3月15日 - 特急「スーパーまつかぜ」の一部(1往復)が当駅に停車。快速「とっとりライナー」の当駅 - 出雲市駅間を廃止。
2010年(平成22年)3月13日 - 快速「通勤ライナー」の当駅 - 出雲市駅間を廃止。
電報略号 ニモ
ミチ(知井宮駅時代)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度- 276人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1913年(大正2年)11月21日
備考 無人駅(自動券売機 有)
* 1993年に知井宮駅から改称。
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