出雲神西駅は、島根県出雲市東神西町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅です。開業時の駅名は「神西」。1982年7月の山陰線伯耆大山駅 - 知井宮駅(現・西出雲駅)間の電化時に車両基地への用地提供の条件として開業した。駅の周辺は広大な空間が広がっているだけの駅です。
1990年にJR大社線の廃止に伴い出雲大社のJR最寄駅である大社駅が廃止され、出雲大社の名を冠するJRの駅が無くなったことから、1993年春に観光振興を目的として駅名を「出雲大社口」に改称しました。しかし改名直後から、利用者(特に観光客)が出雲大社の最寄駅と勘違いして降車するケースが続発した。駅から出雲大社までは直線距離で約9kmあり、出雲大社方面へ向かうバス路線はおろか、タクシーすら常駐しておらず、駅名を変えただけでそれ以外の対応を何一つしなかった。
このため総務庁(現在の総務省)から駅名等に関して改善を求める要望が出され、その間、発案者とされる岩國哲人の国会議員への転出による市長交代等の諸情勢もあり、1999年春に「出雲神西」に再び改称されました。尚、再改称に際して駅名には「出雲」が冠されました。所在地の「出雲市」もしくは令制国名の「出雲国」を表しています。
この時、出雲市は二度にわたる改名費用を負担したという(当時の『鉄道ファン』誌の『RAIL NEWS』より)。また、これ以降JR西日本は施設名を駅名に含めることに慎重な姿勢を取るようになり、西川原駅開設の際にも、就実大学との間で、駅名に大学名を含めるか否かで協議が難航しました。
大田市方面に向かって右側に単式1面1線のホームを持つ寝殿造風木造の地上駅(停留所)です。松江駅管理の無人駅であり、ホームの手前に駅舎があるが、待合室と公衆便所のみの機能となっています。乗車駅証明書発行機や自動券売機は設置されていません。
ホーム中央上屋下には、待合室が設置されています。ホームから後藤総合車両所出雲支所が目視できます。
駅名標は「じ」が「Ji」ではなく「Zi」と表記されています。
2004年頃にホームの下関側の40m程が鉄柵の腐食により危険な為封鎖されたが、2007年に新しい柵に交換されたため、封鎖は解除されています。
1982年(昭和57年)7月1日 - 国鉄山陰本線の知井宮駅(現・西出雲駅) - 江南駅間に神西駅として新設開業。旅客営業のみ。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
1993年(平成5年)3月18日 - 出雲大社口駅に改称。
1999年(平成11年)3月13日 - 出雲神西駅に改称。
電報略号 イサ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度- 44人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1982年(昭和57年)7月1日
備考 無人駅
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