
和田浜駅は、弓ヶ浜半島中央部に位置する鳥取県米子市和田町字山際にあります。周囲に人家は多く、賑わいが感じられます。
西日本旅客鉄道(JR西日本)境線の駅です。弓ヶ浜駅とは営業キロで2.5キロの距離で境線内の最長駅間距離です。妖怪の名前から取られた愛称は、つちころび駅である。
[土転び]は民俗学者・柳田国男の著書『妖怪談義』での記述によれば小豆洗いの正体とされ、一面に毛の生えた藁打ち槌のようなもので、歩いている人に転げかかるとあり、柳田はこれを野槌の伝承が混同されたものと見なしている。槌の形をした怪異の伝承は全国にあり、鳥取県東伯郡小鹿村(現・三朝町)の伝承では槌転びは槌に似た怪蛇とされ、山間部の山道を歩く人の足もとに転がって来て噛みつくという。また直径30センチメートル、長さ90センチメートルほどの樽のような姿で、地上を転がりながら人を追いかけるともいう。高知県の「タテクリカエシ」、岡山県の「テンコロコロバシ」、江戸時代の百科事典『和漢三才図会』にある「野槌蛇」と同一視されることもある。水木しげるの著書では「土転び」の表記で、中部地方に現れたとされる。旅人が峠を歩いていると、後ろから何者かが追って来るような気配がし、慌てて走り出すと、藁打ち槌のような姿の土転びが転がって来て旅人を追い抜き、峠の下で待ち構えている。そのままなにも悪さをしないので、恐れずにそのまま通り過ぎれば無事に済むが、土転びのいる道を避けて通ろうとすると、山中に迷い込んでしまうという。旅人を守ってくれる峠の神ともいう。ただし、この説を裏付けるような民俗資料などの一次出典は確認されていない。水木の著書にある「土転び」は複数の伝承を複合し、さらに水木が自身の創作を加えて作り出したものと見られている。鳥取県ではツチノコの別名として「槌転び」の名が用いられることもある
境港方面に向かって右側に単式1面1線のホームを持つコンクリート製の簡易駅舎の地上駅(停留所)。駅舎はあるが無人駅(米子駅管理)となっており中に窓口は設置されず、簡易型の券売機が設置されています。
待合室は三方の壁沿いに造りつけの木製ベンチが設置されています。
ホームは境線としては比較的幅が広くゆとりがあります。
1951年(昭和26年)11月1日 - 境線の弓ヶ浜駅 - 大篠津駅(現・米子空港駅)間に新設開業。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
電報略号 ワタ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度- 230人/日
-2007年-
開業年月日 1951年(昭和26年)11月1日
備考 無人駅(自動券売機 有)
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