新金谷駅(しんかなやえき)は、静岡県島田市金谷東2丁目にある大井川鐵道大井川本線の駅である。旧金谷町の中心市街地に位置し、大井川鐵道本社、車両基地を併設する中枢駅です。
駅構造
本社事務所を併設する大きな木造駅舎です。切符売場に券売機が1台。有人窓口も営業。待合室は広く椅子が多数設置され、売店も営業しています。
島式ホーム(単線・一線通過型)
島式1面2線のホームをもつ。ホームにアナウンスの装置はなく、列車の到着時には駅員が乗客を誘導する。当駅には側線・電留線があり、使用しない機関車や客車などが留置されている。ホームには古い木製の上屋が設置されています
駅構内には蒸気機関車 (SL) を含む大井川本線の車両の整備を行っている新金谷車両区が併設されている。ここがSLの実質的な発着場所であり、運用を終えたSLはここへ戻ってくる。過去に存在した転車台は1970年(昭和45年)9月28日に撤去されたため、SLの方向転換ができない状態となり、長い間上り千頭発金谷方面行きのSLはバック運転(逆機)で客車を牽引していた。しかし2010年(平成22年)ごろ、転車台を再度設置することが決定され、2011年(平成23年)6月ごろより工事を開始、同年10月7日から使用を開始した。島田市の観光政策の一環でもあった。車両区西側・SLの留置場北側に設置され、通常は電動だが手押しで動かすことも可能である。
また当駅の金谷駅側のはずれ、新金谷車両区の脇から南東方向に別れて伸びる側線がある。終端部に廃車となった車両や貨車が留置されているが、廃車となった車両の解体作業や車両の搬入、搬出、資材の積み込みにも使われている。挟む形となっている大井川の支流から「大代川側線」と通称されている。
駅舎は大井川鐵道の本社事務所となっている。また駅舎内には喫茶店「This is cafe 新金谷駅店」が営業している。駅前には駐車場を挟んで、系列の物産館が営業し、SL発車待の利用客で賑わいます。
2018年(平成30年)11月2日の、『官報』号外 第242号、「文化財を登録文化財に登録する件」(文部科学省告示第二百十四号)により、駅舎が登録有形文化財に登録された。
利用状況
2007年度の1日平均乗車人員は468人(静岡県統計年鑑による)
大井川鐵道を含む観光ツアーでは当駅から、もしくは当駅までSL急行に乗り、観光バスに乗り換えるケースが多い。
2011年10月1日から、SL急行の全列車が当駅始発となった。
駅周辺
プラザロコ - 元ヤオハンの建物を改装して、1997年(平成9年)4月27日にオープンした施設。館内には、SL急行券の販売窓口や売店、ロコミュージアムなどがある。
宅円庵 - 日本左衛門首塚
沼津熔銅株式会社
歴史
1927年(昭和2年)6月10日 - 開業。
新金谷駅
しんかなや
SHIN-KANAYA
◄金谷 (2.3km)(1.5km) 代官町►
所在地 静岡県島田市金谷東2丁目1112-2
北緯34度49分34.26秒
東経138度8分13.20秒座標: 北緯34度49分34.26秒 東経138度8分13.20秒
所属事業者 大井川鐵道
所属路線 大井川本線
キロ程 2.3km(金谷起点)
駅構造 地上駅
ホーム 島式 1面2線
乗車人員
-統計年度- 459人/日(降車客含まず)
-2016年-
乗降人員
-統計年度- 856人/日
-2016年-
開業年月日 1927年(昭和2年)6月10日
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