観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

TF40-IHI-801A F-1、T-2用エンジン 航空自衛隊

2016-04-27 05:31:29 | 自衛隊/車両/その他

ロールス・ロイス・チュルボメカ RT.172 アドーア(英語: Rolls-Royce Turbomeca RT.172 Adour)は、イギリスのロールスロイスとフランスのチュルボメカの合弁会社であるロールス・ロイス・チュルボメカ社によって開発、生産された2軸式のターボファンエンジンである。このエンジンの名称はフランス南西部を流れるアドゥール川に由来する。

アドーアは当初、イギリスとフランスの共同開発によるジャギュア攻撃機用に開発されたエンジンで1968年に最初の運転に成功した。当初はアフターバーナーは搭載していなかった。
2009年7月の時点で19種類に及ぶ2,800基以上のアドーアが生産され、総飛行時間は2009年12月に800万時間に達した。アメリカ合衆国ではこのエンジンをF405-RR-401(ベース型:アドーア Mk 871)として現在でもアメリカ海軍でボーイング / BAE システムズ T-45 ゴスホーク練習機で使用しており、改良型としてF405-RR-402(ベース型:アドーア Mk 951)が開発されている。開発当初サージングの問題があり、対策がとられた。日本でも三菱製T-2/F-1用に石川島播磨重工業(現・IHI)がライセンス生産したTF40-IHI-801A(ベース型:アドーア Mk 102、派生型:アドーア Mk 801)を採用していた。

しかしIHIがライセンス生産を締結する前にFMS形式で防衛庁(当時)が先行量産型のアドーアを輸入した。これを元にIHIがIHI801Xとして生産していたが、ロールスロイス側は改良型エンジンをリリースした上、技術的な対応などRR側の対応があまりにもおざなりなものであった為、生産途中で仕様が独自変更されている(この一件で欧州製に対する不信が防衛庁に起こることとなる)。そして搭載されていたT-2、F-1の退役と共に同機も退役した。

TF40-IHI-801A - 三菱 F-1 と T-2用の石川島播磨重工によるMk 801のライセンス生産型
用途機種 F-1、T-2
重量 1675.5ポンド(760kg)
圧縮機 低圧:2段 高圧:5段
タービン 低圧:1段 高圧:1段
推力 5,115ポンド(2.317kg) アフターバーナー使用時:7,605ポンド(3,307kg)
回転数 低圧:13,600 RPM  高圧:15,512 RPM
圧縮比 11:1
燃料消費率 0.755 アフターバーナー使用時:2.14
製作 石川島播磨重工


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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2024-11-24 10:04:21
この T-2 エンジンはどこの博物館にありますか?
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コメントありがとうございます。 (観光列車から オーナー、管理人)
2024-11-27 16:15:19
この T-2 エンジンは西日本で唯一の輸送機部隊が所在する「美保基地」
〒684-0053
鳥取県境港市小篠津町2258番地
だったと思います。
返信する
Unknown (Unknown)
2024-12-08 00:35:31
オーナー様 
ご回答、誠にありがとうございます。
エンジンの細部が間近でみらせそうで、模型作りに役立てたいと思っています。私の住む関西からはかなり遠いですが、なんとか訪れたいと思っています。
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コメントありがとうございます。 (観光列車から オーナー、管理人)
2024-12-08 12:53:04
>Unknown さんへ
他の航空自衛隊基地よりは比較的まったり見学できますよ!
模型を是非みせてください。
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