上陸用様舟艇は、軍用艦艇の1種であり、上陸作戦などにおいて、歩兵や車両どの上陸部隊を乗せて短い距離を航走し、岸辺に接舷、又は乗り上げることで上陸させるための小型の舟のことでです。大きさは様々であり、歩兵部隊を運べる程度のものから戦車を揚陸できるものまであります。母艦となる揚陸艦艇と共に運用される場合が多い。
通常の輸送船は、港湾設備に頼らず部隊や物資を直接海岸に揚陸する事は非常に困難である。たいていの船はカッターど連絡用舟艇を搭載していたが、敵前上陸作戦を行う場合にはこれらは適していませんでした。連絡用途で作られた小型舟艇では積載量が限られ、搭載量を増した船体を作っても、車両を含む重量物はクレーンでの作業を求められるなど急速上陸には向いていなかったのでした。また装甲がほとんど無い舟では敵前上陸時に防護力が不足したので多くの軍隊で上陸作戦専門の舟艇が作られました。多くの上陸用舟艇は、座礁を避けるため浅い喫水と平らな船底を持ち、上陸時に渡し板となる平らな船首を持つものが多い。こういった船体は凌波性が悪く外洋航海能力が無い。この為、上陸用舟艇の多くが外洋では母艦となる艦船に搭載され上陸地点近くの沖合いまで運ばれます。上陸用舟艇は兵員と車両を搭載して母艦を発進すると、自航して岸へと到達。船首に渡し板を持つ形式では、岸にたどり着くと渡し板を倒し上陸部隊を吐き出します。エアークッション型の場合はそのまま陸上に乗り上げてから部隊を下ろします。上陸用舟艇は母艦との間を往復して部隊や物資の揚陸作業に従事します。写真は8で始まるので陸軍「人員用」ではないかと思われます。
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