天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整は、広島で開催される美術展を訪れるため
同地にやってくるが、そこで犬童我路の知人だという女子高生・狩集汐路と出会い
あるバイトを持ちかけられる。それは、狩集家の莫大な遺産相続に関するものだった
当主の孫にあたる汐路ら4人の相続候補者は、遺言書に記されたお題に従って謎を
解いていく。やがて彼らは、時に死者さえ出るという狩集家の遺産相続に隠された
衝撃の真実にたどり着く。
ついつい、公開前の番宣的な物を拝見したら意外と面白そうなので観に行きました
美術展のために広島を訪れた久能整の前に、女子高生の狩集汐路が現れる。
犬堂我路の知り合いだという彼女は、「お金と命がかかっている」と、整を強引に
狩集家の遺産相続争いに巻き込む。汐路を含む亡くなった当主の4人の孫たちは
遺言書に従いそれぞれに蔵を割り振られ、その中にある謎を解くことになるのだが・・
構成展開は多少冗長なところはある気がするものの、全体的なテンポは良かったと
思うし、各キャラに対するスポットの当て方もバランスが取れていて良いのでは?
整が事件に巻き込まれるまでのくだりがあちょっと強引な気がするけどまあよし。
ちゃんと舞台である広島を活かしているのも良い。それぞれのキャラクターの性格
と職業や置かれている立場もきちんと意味があり、造形もしっかりしている。
家族構成も意味がある。ただ・・・コテコテの広島弁を披露してくれるのが萩原利久
さんだけで、他のキャストはほゞ標準語なのが気になった。自分は広島の人間じゃない
のでイントネーションとかよく分かんないけど、何故みんな広島弁では無い?と思った
この映画だけ見ていたら面白かったと思いますが、映画公開直前にTVで放送していた
一話の方が、菅田くんが延々主張を繰り広げていて、面白かったので比べると少し
物足りない印象を持ってしまいました。
ただ正直内容としてはSPドラマの方が好みだったかな・・・ ☆☆☆