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一日一書 1056 一陽来復

2016-12-21 14:53:25 | 一日一書

 

一陽来復

 

半紙

 

 

今日は、冬至。

「一陽来復」とは、「冬至」のこと。

 

若いころは、「冬至」というと

一日で最も太陽の出ている時間が短い日、ということで

いいイメージはありませんでした。

しかし、冬至からは、毎日少しずつ日が長くなるんだと思うと

希望があるというか、なんかいいなあと思うようになりました。

 

実は、昔からこの冬至は、

「一陽来復」といって

春がふたたび巡ってくる

めでたい日だったわけです。

 

 

「一陽来復」に関しては、日本大百科全書にこう書いてあります。

 

 

万物の生成を陰と陽の二気に分ける考え方から、冬至をいう。

夜を陰、昼を陽として1年を立春から大寒までの二十四節気に分けると、

冬至が陰の極点となる。したがってこの日から陽がふたたび増してくることになる。

古くはこの日を一陽来復または一陽嘉節(かせつ)として祝った。

冬至と11月1日が重なる朔旦(さくたん)冬至などは、よりめでたいことであった。

こうしたことから、春が巡ってくることや、めでたいことがふたたびくることを一陽来復というようになった。

 

[佐々木勝](日本百科大全書)

 

 

 

 

 


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