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一日一書 1601 海

2020-03-29 20:51:02 | 一日一書

文部省唱歌

 

 

半紙

 

爪楊枝

 

 

松原遠く消ゆるところ

白帆の影は浮ぶ。

干網浜に高くして、

鷗は低く波に飛ぶ。

見よ昼の海。

見よ昼の海。

 

島山闇に著(しる)きあたり、

漁火(いさりび) 光淡し。

寄る波岸に緩くして、

浦風軽(かろ)く沙(いさご)吹く。

見よ夜の海。

見よ夜の海。

 

 

小学生のころ、この1番はまともに歌いませんでしたね。

「松原とおちゃん、消ゆるかあちゃん」って歌って、ゲラゲラ笑ってました。

だから、その後の歌詞はぜんぜん覚えてない。

まして2番なんて。

 

阿久悠はヒットの条件として

替え歌を作りやすいこと、というのを挙げていました。

まあ、この文部省唱歌が、そこを考えていたとは到底考えられませんが。

 

子どもは楽しむ天才です。

 

 

 

 


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