きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

今日はね

2005年12月10日 | その他イロイロ
いろいろ予定を考えていたら、
昨晩遅く妹から
「10日にトイザらスにたまごっち(11月発売のニューモデル)が
 再入荷するみたいなので、時間があれば並んで買ってきて!」
という、指令が入りました。(欲しがっているのは姪)
仕方がないので池袋のトイザらスへ。
7時半には家を出たので、9時前には列に並べました。
ビル風の吹き荒れる屋外(日陰)を想定して
防寒バッチリで行ったらビル内での並びで
楽だけど熱かったよ。
たぶん、10時過ぎに来た人も買えたんじゃないかと思うけど
私は予定が詰まっていたからさ(笑)
10時半頃には購入は終了しました。
まだ色も選べるくらい残っていたので「ぴんく」を購入。
ちなみに本体代金は母が、予備の電池代は私が出しました。
甘いよな、ばーちゃん&おばちゃんは。
 
その後は銀座に出て「SAYURI」と「Mr&Mrsスミス」の
座席指定を受け、「ピエール・マルコリーニ」へ。
1時間ほど並んで念願のチョコレート・パフェを食べました。
¥1,680。
売られているチョコやアイスの値段を考えれば妥当な値段です。
大変美味。
ただ、チョコ好きな私でも、ちょっと飽きました。
「パフェ」としての満足感は「小森」に勝るところはありませんな。

で、「SUBWAY」でローストビーフサンドを昼食に買って
「SAYURI」へ。
好きな女優さんばかりで嬉しいなりよ。
幸福な気分のまま、「Mr&Mrsスミス」。
これはものすごくつまらなかった。
感想も「つまらなかった」だけで終わるので
この日記に一項目作らない(作れない)くらいの内容。
主演2人のファンでも、レンタル300円で充分でしょう。
気がかりを残したままなのがイヤなので観ましたが、
いやーーーー、もう、文句さえ出ないよ。
三分の一ぐらいは寝てたかも。

夕食を食べて帰ろうかと思ったけど、疲れていたので、
数寄屋橋のぴあで「東京百歌」のチケットを買って、直帰。
冷蔵庫にあった余り物を食べました。
今日は早く寝ます。明日の朝も早いから。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「SAYURI」

2005年12月10日 | 映画
日本で、日本美術を専攻したアーサー・ゴールデンが
実在する芸者さんへの取材など、
10年の歳月をかけ完成した小説をハリウッドで映画化。

さゆり〈上〉

米国をはじめ、海外で「GEISYA」というと
トンデモな解釈をされていることが多いけど
この映画は、美術自体はトンデモなところはあるし、
英語台詞を喋る中国人女性が主演ではあるけれど
花街とそこで生きる女性達の話は実にリアルだし、
監督が言うとおり
「普遍的なラブ・ストーリー」でもありました。
ハリウッド的な部分は、あくまでも
「映画としての味付け」の部分であり
根本に流れるのは「実在した一人の女性の物語」です。
「ラスト・サムライ」は、なんだかなーー、
と思った私ですが、この映画は実に興味深く
最後まで見ることができました。

逆に、専門的知識が必要な分、
日本人を含め、それがわからない人には、
どこまで理解して貰えるかが
非常に気になるところ。
置屋(のシステム)とか半玉とか水揚げとか落籍せるとか
知らん人は知らんだろうなあ。
「芸者は身体を売るのではなく芸を売る」ってのも
初耳な人もいるだろうし。
女郎と芸者は別なんだよね。

  この辺が参考になるかも。
 「女帝花舞」
  女帝花舞(第20巻)

現在の時代劇で「既婚女性は眉を落としお歯黒」を
止めていることを思えば
(「椿三十郎」ぐらいまではやっていたと思うけど)
時代考証を含む美術部分はそれなりに許容範囲です。
提灯にひらがなで「はなまち」って書いてあるのだけが
ちょっとイヤンだけど。
あと、街並みや「都おどり」らしきイベントから考えるに、
舞台は京都をイメージしていると思うんだけど
それなら「芸妓(さゆりの年齢なら舞妓)」じゃないかと
思うんだけね。
気になったのは、それくらい。
そのまま復元ではなく、
限りなくファンタジーなイメージの街並みも
結構昭和初期の雰囲気は出ていたと思います。
 
主要人物を演じる役者が日本人でないのも
それほど気になりません。
だって、歴史映画でもノンフィクション映画でもないもん。
それよりも、演技力のある役者を配したからこそ
表現できたことの方が多いと思います。
チャン・ツィイー並の演技力で
着物の似合う女優さんがいれば、
そりゃ日本人に演って欲しいけどさ。
いないからね。
仕方がないよね。
「大奥」レベルじゃねえ・・・。
 
「さゆり」のチャン・ツィイーは、
ひたむきな表情がとっても良い。
裾は乱れがちだけど、肩のラインとかは
着物が似合っていると思う。
控えめなところと華やかなところのバランスが良い。
最後、好きな人に本名の「千代」で呼ばれたところで
ちょっとじ~んと来ちゃったよ。
小さな恋でも、生きていく糧になるんだよね。

お目当てはコン・リーでした。
私は彼女は「上海ルージュ」で演じた役が一番好きで
今回の初桃もソレ系でしたので
もう、ありがたいの
なんのって!

五体投地モノです! 
いや~~~、素晴らしい。ありがとう、ありがとう。
キャスティングしてくれた人にも感謝だし、
出てくれたコン・リーにも大感謝だよ。
ああ、素敵すぎ~~

そのコン・リーに啖呵を切られても
全然動じない桃井かおりの存在感も素晴らしいです。
すげーよ、全然負けていないよ。
置屋の女将さん(おかあさん)。基本は因業ババァ。ときどき優しい。
そして、しぶとい。
英語を喋っていても違和感がないっす。
 
逆に違和感があるのが「会長」の謙さんですな。
役どころとしては「憧れの王子様」なんでしょうね。
目の演技は良いのですが、いかんせん
「頑張って英語を喋っているなあ」って印象が拭えません。
四季発声法のように母音がハッキリしすぎているのかな?
ハリウッドより斬九郎の方が良いと思うよ

逆に役所さんの英語の方が自然だったなあ。
日本語の台詞と英語の台詞が同じテンションっていうか。
切り替わっても全然気にならない。
私は役所さんが演じた「延さん」の方が好きだなあ。
彼の方にこそ、幸せになって欲しかったよ・・・
 
工藤夕貴の役名は、字幕は「おカボ」。英名「パンプキン」。
カボチャに似た顔だからだそうだ。
予告で、なんであんな
「アメリカにおける東洋人」化粧なんだろう、
と、思っていたら、あれは戦後のアメリカ人相手の時の化粧でした
納得です。演技は可もなく不可もなく。
一人ぐらいは日本人を入れておこう、という配慮かな。
 
お目当てのもう一人は、ミシェル・ヨー。
初桃のライバル「豆葉」で、さゆりの先輩。
立ち居振る舞いが実に優雅でした。
さゆりに「正座→立ちあがる」という動作を教えるとき
もーーー、本当に美しい! 
徒っぽさがあり、いかにも「玄人の女性」なんですが
「下品」な要素がないので、
「身を売る女(=娼婦)」ではないのが
見るだけでわかります。
親切だけど、さゆりを手駒のように使う冷静な部分もあります。
「水揚げ」の値の吊り上げ方に
「花街」を生き抜いた女性のしたたかさを感じました。

さゆりの少女時代「千代」の子役さん(大後寿々花ちゃん)も良かったです。
舞の海の登場には会場から小さいけれど歓声が上がってました。

寒村の女の子が花街に売られたのも
遊郭があったのも、遠い昔のお伽話ではなく
100年もたっていない昔に、本当にあった話です。
それをかんじさせてくれる映画でした。

余談ながら。
さゆりの目がちょっと青みがかかっているのが
「水の相」なんでしょうか。
私の父も、かな~り昔から長野某所に続く家で
西洋人の血が混じっていることは絶対にないのですが
目の縁(黒目の外縁部っていうの??)が
ちょっと水色が入っている時がありました。
普段は薄~~い茶色なんですが、
時々水色っぽくなるの。光の加減かもしれないけれど。
思い出して、ちょっと懐かしかったよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする