きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「源氏物語」の画像

2010年06月24日 | 紫吹淳(リカちゃん)
リカちゃん主演の
「源氏物語featuring大黒摩季 ~ボクは、十二単に恋をする~」
の画像が出ました。

 → http://l-tike.com/d1/AA02G03F1.do?DBNID=3&ALCD=1&PGCD=54490(ローチケ)

またこの系統か、、、
と思いつつ、
やっぱり、ちょっと、ときめいたりして。


どう考えても「豪華なカラオケ大会」にしか
ならないような気がする舞台なんだけどね。
コメント (2)
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「うたかたの恋」ワトソン、ガレアッツィ、ラム/英国ロイヤル・バレエ団

2010年06月24日 | バレエ・ダンス
マクミランらしい、アクロバティックな振付と
台詞が聞こえてきそうな演劇的な芝居は
とてもドラマティックだった。

ただ、同ネタについては
今までに2パターン見ています。
ひとつは、クロード・アネ原作の作品。(宝塚版もこちら)
日本で一般的に「うたかたの恋」と言われて思い出すのは
こちらでしょう。
1935年版の映画の
ダニエル・ダリューは美しさすぎます。
こちらはフランス人が書いたメロドラマ。
もひとつは、「ルドルフ ~ザ・ラスト・キス~」。
アメリカ人が作ったミュージカルで初演は2006年。
さっさと王制を廃止して民主主義にしよーぜ!
と、
愛の前には身分は無関係、人は真に愛する人と結ばれるべき、
といった、
いかにも現代のアメリカの価値観が散りばめられていて
ちょっと苦笑しちゃいましたなー。

これらが念頭にあるので、
英国人がドラマ化するとこうなるのかー、
って思う部分が強かった。
まっさらな状態で見たら、また違ったのかなあ。

エリザベートが、宮廷に居場所を見つけていて
えらく違和感があった。
けど、ルドルフの孤独感を浮き彫りにするには
こういうエピソードの方が
英国人にはわかりやすいんだろうなあ、とかとか。


ワトソンのルドルフは、
絶望することにも疲れ果てていた。
死が、近くまですでに来ていたんだな。
出だしの踊りはちょっと不安定だった気がするけれど
それがルドルフの心の不安定さには合っていたかな。
ガレアッツィのマリーは、
初登場の時は、どう見ても少女。
ナイトローブだけの時は官能的で、
しかし、3幕では清冽だった。
ルドルフの魂にひとときの安らぎをもたらした天使のようだ。

ラリッシュ伯爵夫人のラムは、
友人、愛人、姉、母の、
いろんな側面を持つ女性を上手く演じていた。
ステファニーのルーツは、小さかった!
彼女の歩幅と、ルドルフ役のワトソンの歩幅が違うのが
彼が妻に無関心なところを表していた。

エリザベートのバフナニは
ちょっと存在感が薄いかなあ。
宮廷にいる普通の美人、ぐらいな感じだった。
ヨーゼフは、、、他の役者さんの印象が強いので、、、モニョモニョ。

ハンガリー高官達は
政治的なことを皇太子に焚き付けているというよりは
遊び仲間に見えるような。
蔵さんのヒゲ姿が良かったな~、
逆に平野さんの大佐は、露骨に日本人、ってカンジだった。


すごく期待してたけど、
バレエの部分より、
「英国人が思うマイヤーリングとは?」の部分に
気持ちが行っちゃって、
いまいち堪能できなかったです。



配役
ルドルフ:エドワード・ワトソン
(オーストリア=ハンガリー帝国皇太子)

男爵令嬢マリー・ヴェッツェラ:マーラ・ガレアッツィ
(ルドルフの愛人)

ステファニー王女:イオーナ・ルーツ
(ルドルフの妻)

オーストリア=ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ:ギャリー・エイヴィス
(ルドルフの父)

エリザベート皇后:タラ=ブリギット・バフナニ
(ルドルフの母)

伯爵夫人マリー・ラリッシュ:サラ・ラム
(皇后付きの女官、ルドルフの元愛人)

男爵夫人ヘレナ・ヴェッツェラ:エリザベス・マクゴリアン
(マリー・ヴェッツェラの母)

ブラットフィッシュ:ブライアン・マロニー
(ルドルフの個人付き御者、人気者の芸人)

ゾフィー大公妃:ウルスラ・ハジェリ
(フランツ・ヨーゼフの母)

ミッツィ・カスパー:ラウラ・モレーラ
(ルドルフの馴染みの高級娼婦)

ベイミードルトン大佐:平野亮一
(エリザベートの愛人)

四人のハンガリー高官:セルゲイ・ポルーニン、ヴァレリー・ヒリストフ、蔵健太、トーマス・ホワイトヘッド
(ルドルフの友人)

カタリーナ・シュラット:フィオナ・キム
(独唱)

アルフレート・グリュンフェルト:ポール・ストバート
(ピアノ独奏)

エドゥアルド・ターフェ伯爵:アラステア・マリオット
(オーストリア=ハンガリー帝国の首相)

ホイオス伯爵:ヨハネス・ステパネク
(ルドルフの友人)

ルイーズ公女:ロマニー・パジャク
(ステファニーの妹)

コーブルグ公フィリップ:デヴィッド・ピカリング
(ルイーズの夫、ルドルフの友人)

ギーゼラ公女:サイアン・マーフィー
(ルドルフの姉)

ヴァレリー公女:フランチェスカ・フィルピ
(ルドルフの妹)

ヴァレリー公女の子供時代:リャーン・コープ

マリー・ヴェッツェラの子供時代:マーラ・ガレアッツィ

ロシュック:ミハイル・ストイコ
(ルドルフの従者)

ラリッシュ伯爵:ベネット・ガートサイド

その他、来客、メイド、娼婦、紳士、使用人、侍女など:英国ロイヤル・バレエ団



指揮:バリー・ワーズワース

演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

◆上演時間◆

【第1幕】 18:30-19:15
休憩 20分
【第2幕】 19:35-20:30
休憩 20分
【第3幕】 20:50-21:30
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