きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ゴースト・エージェント/R.I.P.D.」

2013年10月26日 | 映画
汚職に手を染めかけたが殉職した警官があの世に行き
最後の審判を前に、「点数稼ぎ」のため
現世に居着く悪霊を逮捕するエージェントとなる、
という、
「ゴーストバスターズ」と
「メンインブラック」を足して割ったような設定だけど、
イマイチ感漂いまくり。

どこかで見たネタで話を作るのは
楽しければ全然構わないんだけど、
新人エージェントのライアン・レイノルズの相棒が
元西部開拓時代の保安官のジェフ・ブリッジズというのが
予告で見たより「狙ってます」感ありありでげんなりした。
随所の小ネタ小道具も「どうです、面白いでしょ」という
作り手のドヤ顔が浮かぶ。

早起きと空腹の時だったからちょっとイライラした。
睡眠充分で満腹なら笑ったかもしれないけど、
今日はダメだった。

もっと2人の距離が縮まる過程とか
元保安官ならではのエピソードとか
帽子にこだわる理由とか
ロイの名前があんなに長い理由とか、
とにかく、もうちょっとなにかを深く描けば
もっともっと面白くなったと思うんだよなあ。
現世出張用の外見も、いまいち生かし切れてないよね。

しかし!!
小狡い悪徳警官がケヴィン・ベーコンだったから、
見たこと自体は大満足!
世界征服な大物じゃないのがいいんだな~。
うふふ。
白ブーツのメアリー=ルイーズ・パーカーもチャーミングだった。
コメント (2)
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「グランド・イリュージョン」

2013年10月26日 | 映画
ストリート・マジシャンの4人が
「ある目的」のために集められる。
「フォー・ホースメン」となった彼等は
華麗にラスベガスでデビューする。

彼等は「一瞬でパリの銀行の金庫の金を盗む」
というマジックを披露する。
そのトリックとは?
彼等は本当に強盗を実行したのか?
FBIは調査に乗り出す。
またインターポールからも捜査官が派遣される。

さらに、「マジックのネタを割り出し公表する」ことを商売にする男も絡む。
彼の暴露で引退に追いやられたマジシャンは多数。
彼は「フォー・ホースメン」のネタを見破れるのか。

「フォー・ホースメン」の次のショーが始まる!


犯罪を行うマジシャンのグループと
それを追う警察と
彼らのネタを探ろうとする男の三つ巴。
話がどこに落ちるか掴めず、
いろいろ考えながら見る、
とても楽しい映画だった。

一つのネタばらしは早々に来たけど
あのオチにつながるとはね。

「この人が黒幕」の推定が
どんどん覆っていくけど
説明臭さも無理矢理感も薄いので
騙されても気持ち良かった。

なんとなくネタに引かれて行ったんだけど、
マイケル・ケインvsモーガン・フリーマンもあって
すごくお得でした。

マジックの見せ方は上手いんだけど、
脇役の上記2人の個性が強いせいか
マジシャンチームがやや華に欠ける印象で、
話の山場が見えないため、
B級臭が漂うのが残念な気がするけど、
かといって、ゴージャス感があったら、
それも違うと思うだろうしなあ。

マジックがメインなのか
追い駆けっこがメインなのか
どっちつかずになって
話の焦点が絞り切れていなかった。
もうすこし、話の芯がしっかりしていればと思うけど
それよりも観客の推理を裏切り続ける進行を選んだんだろうね。


「近すぎると見逃す」。
もう一度見ると伏線に気付くかな。
コメント
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