きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「小山卓治 × 白浜久」@阿佐ヶ谷 harness

2013年10月05日 | 小山卓治


白浜さんはARBの曲など。
白浜さんの息子さんは福山雅治に育ててもらった。
「輪るピングドラム」の挿入歌に使われて突然印税がたくさん入って来た。
時任三郎の話も。
彼は一時カナダとニュージーランドに住んでいた。
カナダの家はイギリスの古城を解体したレンガで作った。
ニュージーランドの家もそのレンガを持って行って建てた。
敷地内に川がありそこで鱒を釣り食べていた。
その地にはセスナ機がよく飛んでいた。
ある日追いかけたら川の上流で農薬を散布していた。
あれを食べていたのか。
それが日本に戻るきっかけの一つ。

小山さんセトリ。
微熱夜、祭りの季節、ミッドナイトプリマドンナ、シャドウランド、ショウタイム、こわれた自転車、傷だらけの天使。

アンコールは2人で。
ついてねえや、神々の誘惑、いつか河を越えて。

シャドウランドが切なくて胸が苦しくなった。

小山さんは途中から昨日買ったばかりのギターで演奏。
J45 ザ・フィフティナイン。
完全復刻の限定版。ギブソンだったかな。

白浜さんも小山さんも生年同じ。
ただ白浜さんは3月、小山さんは9月生まれなので、
白浜さんの方が学年は上。
「なんでこの年で学年しばり!」by小山さん。
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「天国の門 デジタル修復完全版」

2013年10月05日 | 映画
1890年代のワイオミング州。
東欧やロシアなどから移民が開拓に来るが
多くの者は生活は貧しく、
牧場主達から牛を盗むなどしていた。

怒った牧場主達はガンマンを雇い
彼等を根絶やしにしようとする。

赴任した保安官のジェームズは
移民の娘で今は娼婦のエラと親しくなる。
エラはガンマンのネイトとジェームズの間で心を揺らす。

ジェームズはまた、法の番人として
罪を犯していない移民達を守ろうとしていたが
権力を持つ牧場主達に敵うはずもなかった。

いよいよ両者の戦いが始まる。


すごく良かった。
あらすじをあまり知らずに行ったので
話がどう展開し、落ちるかわからないので
最後までドキドキだった。
216分があっという間だった!!
重厚で中身ミッシリ。
確かに金はかかっていそうだ。

自由を夢見てなけなしの財産で土地を買った移民達の気持ちも分かるし
牧場主達の怒りもわかる。
西部劇を見ると、とにかく「自分の土地を守る」のが正義時代があって、
この頃はちょうどその時期だったんだろうな。

多くの移民は東欧、ロシア系で。
「ディア・ハンター」の町は
こういう人たちが作ったんだろうな。
WSSのトニーはポーランド系だったか。
アメリカは複雑だな。


クリス・クリストファーソンが髭のせいもあり
ゴツいヴィゴにしか見えない。
微妙に髭が似合っていない気がするクリストファー・ウォーケン(クレジットはクリス)が無駄に美しかった。

この映画は昔読んでいた雑誌の映画コーナーで絶賛されていて
ずっとずっと見たかったのです。
やっと夢が叶いました!
嬉しいです!

「制作費がかかりすぎて会社が潰れた映画とは?」
の興味だけでもいいから、たくさんの人に見て欲しいです。
ちょい長いけど、これ以上は削れないよな。
削ってもせいぜい214分だな。
2時間じゃ意味ないわー。
まあ、確かに冗長ではあるけれど
こういう無駄な場面の積み重ねも
映画の醍醐味のひとつだと思います。


ヴェネチア映画祭で映画の修復事業をしていて
一昨年?「天国の門」がその対象になったそうです。
公開用にフィルムを切ってしまったので、
三原色分解した保存用フィルムからデジタル化。
マイケル・チミノは最初は乗り気じゃなかったけど
段々乗って来たとのこと。
前説の配給会社さんからのお話がありました。


初日来場者プレゼント。

スクリーンでの上映に携わった皆様、
ありがとうございました!


【追記】
ラストの船の女がいまいち不明なんだけど
大学時代の彼女で、写真の彼女でもあるのかな?
アメリカ一の大学を出て
政府高官などのエリートコースを歩めるのに
若さゆえの正義感などから保安官になり
彼女と別れたけれど
結局はこの紛争の後、エリートコースに戻り
上流社会に復帰し、彼女とのよりをもどしたけれど
それは欺瞞的な退屈な日々、ということなのかな。
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