きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「パレードへようこそ」

2015年05月08日 | 映画
情けは人の為ならず、
他人への善意は自分へ返る、
それをほのぼのと、
ときにはシャープに見せてくれる。

偏見を持たずに、というのは難しくても、
受けた恩義は返す、その誠実さがあれば
世界は変わっていくのね。

男夫婦への質問、
「アレ」かと思ったら斜め上だった件、
当時は「女は家にいるもの」だったからこそなんだろうね。

最近リトル・ダンサーを見たこともあり、
あの時代の炭鉱のストやサッチャーの政策は
英国人の深い傷を負わせたんだなあ、と改めて思った。
リアルでは強い英国の復活、という
良い話ばかり聞こえてきたよなあ。
どこかを強くすれば違う弱いところが切り捨てられるんだね。

ああいう状況で、息子の夢の為にいろいろ飲み込んだんだなあ、
と、あらためて「リトル・ダンサー」のお父ちゃんに泣けてきた。

映画だとLGSMが炭鉱ストにあそこまで肩入れする理由が弱いんだけど、
実話ありきだからだけでなく、
当時の英国人が炭鉱ストに同情的だったのかな。
「反サッチャーの空気」みたいなのは
英国なら説明しなくてもわかるとか?
日本におけるバブル時代の空気感みたいなものが前提なんだろうな。

何気に豪華キャストでした。
コメント
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