きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」

2019年04月23日 | PSYCHO-PASS


敵側ボスが高橋チーフだった!
全く知らなかったので驚いた!

たくさん登場人物が死ぬんだけど、
退場の仕方が虚淵ではなく谷正純。
夢や理想を語ってから死ぬ、が、
泣きポイントかつ個人の見せ場。

話はスピンオフというか、
一期のネタを少し使いつつも、
なんでしょう、やっぱり出てくる反シビュラ組織とか、
斜め上行く話を畳むには都合の良いシビュラの考えとか、
まあ、うまくまとまっていたというか。
シビュラって、話を作る上でも便利なシステムだなあ。
舞台にする意味はあるのかは考えないでおこうというか。

鈴木くんはスーツだと身体の細さが際立つな。
(多忙で痩せている???)
「補正して見栄え良く」はリアル男子はやらないんだよな。
残念。
アクションはのキレは良かったよー。
和田くんの芝居が上手かったなー。
高橋チーフはアクションを含め、
舞台での見せ方が上手かった。
身体能力ではなく、芝居として見せていた。

ああ、それにしても内海先生!
あなたの発明は4月28日の渋谷を救ったばかりではなく、
いまから100年後の鎖国している日本でも使われていますよー!(違)

PSYCHO-PASSの一期はキャラ配置もだけど、
ありがちな(ありきたりな)ネタの組み合わせ加減が絶妙で、
虚淵氏をはじめとする製作陣のセンスが良かったから、
他とは違うまさに「オリジナル」な作品になった。
一部のパーツだけもってきて作ると、
どこにでもある話になっちゃうね。
というのが今日の感想。
一期からの制作陣が加わっても、
やっぱり微妙に、意外性はない話。
ほんとに、ちょっとした部分なんだよね。
「リベリオン」も基本は
「社会全体のために個人の感情を廃した」ありきたり話なのに、
豆氏とか女が出てきても恋バナじゃないとかワンコとかガン=カタとか、
ちょっとの味付けを変えただけなのに忘れ得ぬ作品になっている。
正塚でいくか、サイトーで振り切るか、なら面白そうだけど、
小柳ちゃんが手堅くまとめたな、ってかんじよ、舞台版コパス。
ニッチすぎるたとえですみません。

まあ、でも、イケコの微妙に外したSFじゃないから。
そこまでじゃないから。


1階にチケ出しが無いのも、
客席2階のトイレが男子トイレのままなのも、
とても新鮮な日本青年館でした。
コメント
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