きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ビースト・ストーカー/証人」

2012年04月21日 | 映画
刑事のトンは、犯人を追いかけている最中に
別な事件で人質にされていた少女を
誤って射殺してしまう。

その少女の母親が、トンが逮捕した犯人の事件の
検事として出廷することになった。
母親の元に、犯人一味からは証拠隠滅の依頼、
そしてもう一人の娘(射殺された少女の妹)を
誘拐したとの連絡が入った。

トン、女性検事、そして誘拐犯の思惑が交差する。


ほんの少しテンポが遅いけど、伏線の張り方が上手かった。
確かに共通項はあったけど。
同じだな、と思っていた部分はあった。
それでも「あの」エピソードを
あそこに持って来たからこその鮮やかな収束。
因縁というか縁というか、
連鎖、ではないね。
重なる運命ってあるんだ。

つまりは、トンの暴走が全不幸の原因?

検事のカツラに英国の名残あり。
正義を貫いた母親検事の強さに涙。
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美味しいさかな

2012年04月20日 | 美味しいもの
芝居の帰りに寄った「おらい 中目黒店」。


刺身盛り合わせ。

3人なので3切れずつ、という
ありがたい心配り。
とても新鮮なので
厚みがあるけど生臭さは
まったくありません。

メヒカリの天ぷら

オススメにあったので頼んでみた。
こういう魚なのかー。
フワフワで柔らかかった。
この魚がそうなのか、
この店の新鮮な素材だからそうなのか、
は、わかりません。
お店オリジナルの「山椒塩」でいただくと
美味しさ倍増。

焼き枝豆。だっけ?

一粒が大きい。
これは普通の塩を付けていただきました。
塩なしで食べると、ちょっと青臭い。

鯖味噌

ほくほく!

えびせん

サクサク!
これ大好きなのよ!!

ごまアイス。

3人でシェア。

これ以外に頼んで写真を撮り忘れたのがツナサラダ。
ツナ缶ぶちまけではなく、自家製ぽかった。
ツナの中になにか入っていて
食感がすごく良かった。

店の内外にいろんな格言もどきが貼ってあって
メニューの裏にもありました。

店外の「つのだ☆魚」も大ヒットだったなあ。

とても美味しくて、安かった。
ご馳走様でした!
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「La vie en Rose」響人

2012年04月20日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
エディット・ピアフの人生を
彼女に関わった男性達の証言で浮かび上がらせる。

形式としては最近見たオギーの「ニジンスキー」に似ているけど
こちらの方が、男性達の独白によって作られる人の輪郭が
かなりクッキリしていた。

ただ、全ピースが、カチッとハマった感触はあるんだけど
それが1枚の大きな絵としては見えにくいかな。
見えたのはそれぞれが持ち寄った輪郭線で
全体像までは見えなかった。

役者さんはみな芝居が上手く
その場のピアフまで見えそうだった。
それゆえに、奥で歌うたっちんが
彼等のピアフとイコールでいいのかが
わかりづらい。
歌手、だから、別人?
それともピアフ?
どちらとも取れるようにが意図するところだと思うけど
それにしては彼女は清純すぎて
男性達の証言とは違いすぎるんじゃ?
とも思う。
ただの生BGMでは勿体ないし。

全体的にドライな空気感で、
その辺は好きだな。
内容的にウェットなドロドロな雰囲気になっても良いのに
そうではないのは、見ていてとても心地良い。
響人(のメンバー)は、
元四季なので台詞の通りが良く、
現四季ではないのでわざとらしい不快な開口はないので
今後もガツガツ台詞で攻めるストプレを上演して欲しいです。

座りづらい椅子の劇場だった。


【配役等】
作:中山大豪
演出:吉原光夫

出演:
プティ・ルイ:高橋卓爾
アルベルト:栗原英雄
レモン・アッソー:香川大輔
ルイ・バリエ:藤井健太郎
ジャック・ピルス:広瀬彰勇
デュモン:種石多喜人
テオ:西山聖了
エディット:中ノ瀬由衣
歌手:和音美桜
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「エドワード8世/Misty Station」宝塚月組(東京9回目)

2012年04月19日 | 宝塚(月組)
なんかやんかで東京は9回目。
ムラから通算12回目。
今日がMy楽です。

キリヤンの冒頭の声は少々嗄れ気味。
もうちょいだから頑張って!

王様退場、ガイが王冠を次々奪うのは
話の進行役だからということもあるけど、
実はコミュニストの彼が、と思うと興味深い。
これも大野くんの意図するところなのかな。

今日はご家族の芝居をよく見たよ。
みんな細かい演技をしているんだよねー。

あちょうの「店の客の男」、
王子がよく来る店に連れて行ってあげるよ、
って口説いて女性達を連れて来たんだろうな。
ほいほい来た女性達は、あっという間に
王子に取られたな。
でも他の女をお持ち帰りできたからいいかー、
と解釈していたら、ロッカートの言葉を忘れた。
聞いた時は「これ初めて」と思ったんだけど。

芝居の最後はやっぱり泣けるね。
 
 後悔したに決まっている。
 でも例え時計の針を戻せても
 私は同じ道を選ぶだろう。

そう、誰もが自分の行く道を選び取るとき
後悔ゼロというわけにはいかない。
違う道を進んだら、という仮定を
するときもあるだろう。
でも、それは現状の否定とは違うんだよね。
後悔しながらでも
最良と思う選択をし続ける。
それが人生。

ショー。
サタン様銀髪、
バッファロー赤毛、
集結のまりもは茶髪ロン毛。
あちょう階段降りず。
あちょうはいつもにも増して動きが重いかな。
特にAKB。
ジャングルは脚も上がってるんだけどね。
これが既定値かは、私にはわからんです。
注目してまだ日が浅いからね。
でも固めの動きが・・・、
って毎回言っているなあ。
だってほんとにそうなんだもん。
黒燕尾服はこれくらの方が好きだよー。
次回は衣装替え無しの少年役だと思われるので、
今日はスーツ姿や黒・白の燕尾服姿をしっかり見てきたよ!
そうそう魔都の冒頭も
ずっとキリヤンのせり上がりを見てたんで
今まで気が付かなかったんだけど
上手花道にもいるんだね。
一度引っ込んで、上手奥から出てくる、と。
教えていただいたので、今日初めて見たよ!!
ありがとう。

ついでに上手の扉から出てくるのがひびきちなのも
今日初めて知ってじっくり見たよ。
ひびきちは膝下の動きがシャープな印象。

最近、微妙に音程ずれまくりの
ゆりやの歌声がクセになっている。
どうしよう・・・
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「マンク~破戒僧~」

2012年04月18日 | 映画
修道院に捨てられた赤ん坊は
アンブロシオと名付けられ、育てられ
修道士となる。
彼の説法は情熱で迫力があり大人気だった。

あるとき、バレリオと名乗る若者が
修道院にやってくる。
火事で家族を亡くし、自身も肌が焼けただれ
日常生活では仮面が必要となっていた。
修道士見習いとして暮らすようになるが
バレリオは実は女性だった。
アンブロシオを徐々に堕落させていく。

アンブロシオの説教に感銘を受けた
若い女性アントニエ。
彼女はアンブロシオの夢の中に
よく現れていた。
それを知ったバレリオは
アントニエの寝室に忍び込めと
そそのかす。


見る前は、
アンブロシオは20分で堕落して
1時間は悪徳の限りを尽くし、
残りの20分で神の罰がくだる、
と予想していた。
悪徳のエログロな堕落な破戒僧の日々が
メインの話かと思ったら、全く違った。

悪魔は突然現れる。
そのあとの堕落の道のりがジワジワだった。
ハリウッド映画なら
もっとドラマチックなんだろうけど
淡々としているフランス映画だと
このジワジワ感がうまく生きている。

ヴァンサン・カッセルは、
前半はとても高潔で堕落とは無縁そうな
徳の高い僧侶だった。
苦行僧の雰囲気もある。
自分に厳しく、
自分を追い込むような雰囲気がある。
慈悲と愛ではなく、
厳しい戒律に従うことにより
神の言葉を実践できると思っているような。
それは「捨て子」という出自へのコンプレックスから?
とにかく、こういう役もできるんだなあと感心。
堕落したあとはいつもの彼だったけどね!
やっぱ、堕落したあとの方が自然だわー。
彼は鼻の下が長いんじゃなく、鼻が短いのか?
前にもそんなことを思ったような。

人は堕落するものだけど、
他人の魂の救済を願えば自身も救われるのか。
最後のアレは神?
「悪魔さえも・・・」と言っているから
彼が悪魔ではないよね。
堕落した後にどういう行動をとるかを見極める。
そのために堕落させたのだろうか。
全てが試練?
杯の中身、苦すぎるね。
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宝塚で銀英伝

2012年04月16日 | 宝塚(宙組)
いや、もう、ほんと!ビックリですよ!!!
宝塚で銀英伝!
宙組トップコンビお披露目で銀英伝!!!!

 → 2012年 公演ラインアップ【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】<8月~11月・宙組『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』

4月16日(月)、2012年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、宝塚大劇場、東京宝塚劇場の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。

宙組
■主演・・・(宙組)凰稀かなめ、実咲凜音
◆宝塚大劇場:2012年8月31日(金)~10月8日(月)
一般前売:2012年7月28日(土)
◆東京宝塚劇場:2012年10月19日(金)~11月18日(日)
一般前売:2012年9月9日(日)

スペース・ファンタジー
『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 
田中芳樹作「銀河英雄伝説」(東京創元社刊)より
原作/田中芳樹
脚本・演出/小池修一郎

人気作家・田中芳樹氏による原作「銀河英雄伝説」は、1982年11月に第1巻が刊行され、累計1500万部の売上を誇る大ベストセラーSF小説で、今なお多くのファンの心を魅了し、SFファンに語り継がれている作品です。遥かな未来、限りなく広がる銀河を舞台に、彗星のごとく現れた名将を中心に『銀河帝国』対『自由惑星同盟』の戦いと、人間ドラマを壮大なスケールで描いたストーリー。個性的な数々のキャラクターにより繰り広げられる歴史物語が、新しい魅力をたたえ宝塚歌劇の舞台に初登場です。
なお、本公演は宙組トップスター・凰稀かなめ、トップ娘役・実咲凜音のお披露目公演となります。



そりゃ、舞台版帝国篇を見たときに
ヅカならもっと素敵だよー!って思ったけどさ、
ほんとにやるなんて!!
しかも、イケコ!!!!!
近未来をやらせちゃいけないイケコ!
メカ関係の台詞は聞いていられないほど
時代遅れになっちゃうイケコが!!!!!!!!

メカ、SF監修は誰か別な人に!
頼むから!!!
サイトー、大介、大野、小柳、あたりに
全面アックアップをお願いしたい。
キムシンはダメだよ。
児玉っちには関わらせるな。
しかし、大劇場でなあ・・・
そりゃ、大劇場じゃないと意味がないだろうけど。

やっぱ、帝国篇だよね。
テルのラインハルトに
みりおんのヒルダだとは思うけどさー。
テルがラインハルトなら
キルヒアイスは身長的にはともちんだろうけど
番手的にはまなとかなあ。


キルヒアイス&アンネローゼ篇で
2番手まなとが金髪の孺子だったら
ちょっくら楽しみなんだがなー。
ともちんとちーで双璧でー。
キタロウはフレーゲルで。
せーこがベーネミュンデでー。
ヴェストパーレ男爵夫人にあおいちゃんか、
まゆみ姐さんかー、で。
チャルさんにも出て欲しいわ!
どこでもいいから!!


あ、銀英伝にびっくらこいて見落としがちですが
宙組新トップコンビも発表になりました。
テルとみりおんです。
就任決定おめでとう!
ま、妥当だね。
正式に決まって良かった。


ヅカファンで銀英伝を読んだことがない人は
とりあえず原作の本伝2巻までと外伝1巻を読めば
おおよその登場人物は把握できると思います。
行けそう、と思ったら本伝5巻まで進んでください。
その後は、たぶん一気読みになるでしょう。
もし帝国篇と確定したら
外伝1巻だけでも読んでおくのがおすすめ。
アニメの方がわかりやすかもしれないけれど
巻数が多いからね。
2巻まででも26話で、DVDだと7巻分?

原作の挿絵は前半と後半でイラストレーターが違って
コミック版、アニメ版とあるから
どれを小説に準じた公式画像とするかは諸説あるでしょうが
私は道原さん(コミック版)の絵が一番イメージかな。
銀河英雄伝説~英雄たちの肖像~(1) (リュウコミックス)
コミック版が完結してるかは知らないし
一部登場人物の改変があるので
ここでオススメはしないでおきます。


宝塚を見たことがない人で
凰稀(おうき)かなめ、ってどんなビジュアル?
と思ったら、下記ポスターの左の人です。

 → 「太王四神記II」(星組) 

スーツ物のポスターよりは
コスプレ物のポスターの方が
想像しやすいよね。
ってことで上の画像をご案内。

宝塚の軍服ってどんなカンジ?と思われた方は
下記参照。

 → 「トラファルガー」(宙組)

輪っかのドレスもたくさんありますぜ!
ぜひ一度、劇場に足をお運び下さいませ。
宝塚大劇場(兵庫県)、東京宝塚劇場(東京)とも
B席なら3500円ですよ。
安いでしょ!

追記
どんなにシリアスな芝居でも、
その後にはラインダンスなどが入った
豪華絢爛なショーがつきますので
ビビらないでくださいね。


と、帝国篇だと信じて疑ってないけど
同盟篇だったらどうしよう・・・
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「フェイク・クライム」

2012年04月15日 | 映画
無気力な男ヘンリーは
友人達に騙され、銀行強盗の片棒を担がされる。
状況がわからず逃げ遅れた彼だけが逮捕され、服役する。
出所してみれば、妻は逃げた仲間の一人とデキていた。
またしても無気力な生活に戻るかと思っていたが
ふとしたことから、仲間が襲う予定だった銀行と
その隣にある劇場を繋ぐ秘密の通路があるのを発見する。
服役中に同房の詐欺師からかけられた言葉を思い出し、
今度は自分の力で、その銀行を襲おうと考える。

秘密の通路にどう潜入するか。
それは劇場につぎに掛けられる芝居に出演!
なんやかんやでチャンスをものしたヘンリーだが
主演女優のジュリーとだんだん親密な仲になっていく・・・。


いや、とにかくつまらなかった。
最近チェックしているヴェラ・ファーミガが出てるんで
お目当ての同時上映とはいえ
ちょっと楽しみにしていたけど
とてもつまらなかった。
ネタ的には古典過ぎる。
でも演出次第では小粋なコメディにできたはず。
強盗ネタをメインにテンポ良く作れば
古典ネタだけに、逆に面白くできたかも。
それを、キアヌの顔を立てたのか
恋愛パートの時間が長く
そこさえも冗長で散漫で山場がない。
劇中劇の「桜の園」でキアヌが
ボリュームのある髭を付けているところぐらいしか
見せ場がない。全くない。
「冴えない男をキアヌが演じている」
ってのが売りなんだろうけど
その魅力はまったく伝わってこない。
誰かなんとかできなかったのか。
見終わった瞬間は、
「キアヌ、仕事を選べよ」と思ったけど
ついさっき彼が製作にも加わっているのを知り
とってもビックリ。
キアヌ、芝居だけしてろ。
ヴェラ・ファーミガの芝居は
悪くないんだけどね。

すべにおいてぬるくて緩くて
最後はまったく締まらないオチだった。

銀行の前で車で待っていただけで
実刑を喰らうものなの?
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「アクシデント」

2012年04月15日 | 映画
ブレインをリーダーにした暗殺請負チーム。
ささいな「偶然」を装った事故に見せかけ
人を殺す。
たとえば
 風が吹いた
  →道に落ちていた紙くずが舞った
  →車のフロントガラスに張り付く
  →前が見えなくなった運転手が運転を誤る
  →事故をおこす
風を起こすところから作為。
風を吹かせ、狙い通りに紙くずが・・・
と、さながらピタゴラスイッチ。
(上記は私が考えた例で、
 実際の映画の場面とは異なります)
こんなに上手く行くものなのか?
でも行っていたんだろう。
だが、あるとき、ミッション失敗で
仲間の一人が死亡。
それは偶然の事故なのか?
それとも誰かの作為なのか?

いかにも「香港ノワール」な作品。
少々中弛みもあったけど
最後の逆転劇のためには
積み重ねて行かなきゃいけないから
仕方がないね。

ほんとに、最後の逆転が鮮やかだった。
オチは読めなくもないけど
でも「やられたなー!」感はあった。
あれも伏線だったのかー、とかね。

起きる出来事に対し
疑いだしたらキリがない。
ひとつのできごとに
違う解釈をあたえる。
それを繋いでいくと
「真実」とは違う
「事実」ができてしまう。

タイトルは、「疑心暗鬼」が正しいね。
ネタバレになっちゃうけどね。
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「青い塩」

2012年04月14日 | 映画
ヤクザから足を洗い、
母の故郷でレストランを開くため
料理教室に通うドゥホン。
そこで知り合った少女と
次第に心を通わせていく。
しかし彼女は、
ドゥホンが抜けた組と対立する組から
彼の監視を依頼されていたのだ。
組同士の抗争が複雑化し
どちらの組からも命を狙われるドゥホン。
少女にもドゥホン殺害の指令が出る。

ヤクザの闘争パートと恋愛パートのバランスが悪く、
話運びのテンポもいまみっつぐらい。
時々眠くなった。
でも、戦闘以外は鈍感だけど、
元舎弟からは慕われまくりのおじさんと、
ツンデレ少女との恋とも友情ともつかぬ関係は
大いに萌。
虎薔薇みたいだ。
これを男女の恋愛でもなく、
かといって父性愛と子供とも若干違って、
大きくて広くて深い愛にしたのは
とっても良かったと思う。

最初の場面でオチが丸わかりだけど
もう、いいやー、ってカンジ。

「イルマーレ(韓国版)」の監督の作品で
映像がとても綺麗だった。
青空とか夜景とか。
実に瑞々しい。

韓国って、こんなにヤクザがたくさんいるのかなあ。
そうじゃなくって、ヤクザの闘争を入れて
喧嘩・流血のアクションが無いと
予算がつかないのかなあ。
疑問だけど、きっと私がそういう作品しか
見てないんだろうなあ。
そうじゃない作品もきっとたくさんあるんだろうけど
私が惹かれるのはこのジャンルなんだろうね、きっと。
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「おとなのけんか」

2012年04月14日 | 映画
子供の喧嘩があった。
傷を負わせた子供の両親が、
傷を負った子供の家へ謝罪へ行く。
穏やかな話し合いで終了するかと思われたが
会話は意外な方向に・・・

TOHOの日なのでなにか見なければと思ったけど
新作はいまいち食指が動かなかったので
見損ねていたコレを見ました。
演技達者4人による密室劇。
4人しかいないのに喧嘩相手が刻々と変わるんだけど、
その流れがとても自然だった。
あるときは2:2、あるときは3:1
その組み合わせがどんどん変わる。
一番最初に地雷に見えた加害者子供父が
だんだん一番「普通」に見えてきた。
その反対に一番良識的に思えた加害者子供母が
酒の力も借りてどんどん壊れていく。

親の心配をよそに子供たちは自然に仲直り。
ハムちゃんが無事で良かったよ!
元は舞台劇らしいね。
映画だとアップなどで「いまの喧嘩相手はこことここ」
ってのがすぐわかるけど
舞台だとどう表すんだろうね。

加害者子供母の愛称は
「ガイズ&ドールズ」のアデレイドの歌から、
だそうです。

<キャスト>
 被害者子供母:ジョディ・フォスター
 被害者子供父:ジョン・C・ライリー
 加害者子供母:ケイト・ウィンスレット
 加害者子供父:クリストフ・ヴァルツ
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「トロールハンター」

2012年04月13日 | 映画
北欧に生息するトロール。
実在する彼らはときたま生息地を離れ
人々を襲うことがある。
そんな一部の凶暴なトロールを狩るのが
「トロール・ハンター」だ。
クマの密猟を追う大学生たち。
(マスコミ科とかだと思う)
そこから「トロール・ハンター」の存在を知り
ドキュメンタリー番組を作ろうとする。
しかし、トロールは政府の最高機密。
存在することについて国家をあげて隠蔽する。
はたして番組は完成するのか・・・

笑えるチープなB級作品かと思っていたけど
けっこう真面目な作りだった。
みんなが逃げる場面はこちらもドキドキ。
学生さん達、元特殊部隊とは身体能力が違うんだから
着いて行くなー!
逃げろと言われても、同じようには走れないだろう!
それでも行くのは、真実の追求のためなのか。

本当にあることと、
嘘とのバランスがものすごく良くて
どこまでが真実なのかが
だんだんわからなくなってくる。
最後の首相の発言も、
本当の映像だけど、
言及しているのは別なことらしい。

トロールの生態や
退治後の報告書作成など
きっちりした設定があるのが面白い。
そこまでして、
なぜトロールがあんなに安っぽいのか。
それは、トロールは想像上の妖怪で
この映画の内容は嘘、という政府の宣伝なのでは、
と、疑っちゃうね!

エンドロールの最後の一文も
ナイス!としか言えない。
とにかく面白かった!

ノルウェーの自然の映像も綺麗だったよ。
空気の冷たさが感じられた。

仏教徒なら大丈夫なのかな?
キリスト教徒の血はどうやって集めたのだろう、
まさか彼が!と思ったけど
政府主導なら、献血センターからパクれるか。
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「アーティスト」

2012年04月13日 | 映画
ジョージ・ヴァレンティンはサイレント映画の大スター。
しかし、時代の波はトーキーへ。
音が出る騒がしい映画など茶番で
サイレント映画に出演する役者こそ芸術家だと自認する彼は
会社を去り、自分で監督・主演する映画を製作するが
映画はヒットしなかった。
一方、彼の映画にエキストラで出演した
新人女優ペピーは、トーキーのスターの階段を昇る。

大作、というのとはちょっと違うと思うけど
映画好きな人が賞をあげたがる気持ちはわかる。
映画への愛がぎっしり詰まった作品だった。

若い娘っ子の「良かれと思って」は正しいだけに残酷だ。
魂を売れない俳優の気持ちもわかる。
時代に取り残されるだけでなく、
才能のある若い者に追い越される男。
憐れみは受けたくないよなあ。
その姿に泣いた・・・。
・・・、私の涙を返せよ!
と思いつつも、こうなって良かった、ってオチだった。
映画は希望を失っちゃいかんのだよな。

彼のように、トーキー化の波に流されて
そのまま消えた役者もたくさんいたんだろうなあ。
そう思うと、ドン・ロックウッドは
先見性も才能もあったんだなあ。
ヴァレンティンの主演映画が「いつものアレ」的なのは
当時はそうだったのか、
「雨に唄えば」へのオマージュなのか。

ジャン・デュジャルダンは、
落ちぶれた苦悩を出しつつも
終始、気品を損なうことがなかった。
「アーティスト」はこうでなきゃね。
酒を飲んでばっかりなのに体形が崩れないのは
スターだからだね!

どこをどう、というわけじゃないんだけど
随所でボロボロ泣いちゃった。
特にヴァレンティンが残したフィルムに写っていた映像が
とても切なくて涙が止まらなかったよ。

それにしてもアギーちゃんは可愛過ぎる!

ジェームズ・クロムウェルを見ると
いまだに「ベイブの飼い主」って思っちゃうんだな。
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「エドワード8世/Misty Station」宝塚月組(東京8回目)

2012年04月13日 | 宝塚(月組)
ロッカートの言葉を聞きそびれたんだけど
け。ちゃんによると「そうくると思ってましたよ。」だそうです。

サタン様ストレート、
バッファロー赤毛、
集結のまりも赤い短髪に赤い髪飾り。
あちょう階段降りず。

今日はお目当て以外の人をチェック。
ひびきちは額で見分けてきたんだけど
ヅラ装着でもわかるようになってきた気がする。
クロコダイルのアキちゃんが
歌い終わるとものすごい勢いで
ロケットにはいるのもツボ。
ロミジュリの配役発表以来注目の的の
まゆぽんこと輝月ゆうまくんは
背が高いので見分けが付けやすい。
クロコダイルで最初の方はセンターグループで
最後は下手に行くデカい人が彼、
もとい彼女です。
顔つきもあの学年にしてはシャープだし
踊りも良いと思いますよ。
芝居の初っ端で「神の恩寵厚きエドワード8世陛下」
と凛とした声で言っているのも、まゆぽんです。
あと集結のまさまり以外とか。
デイドリームのメイン4人以外とか。
見たいところがあって困るわよー。
と言いつつも、
やっぱりあちょうを見ちゃうんだけどさー。

なんやかんやで今回で8回目。
劇場にはあと1回行きます。
楽しみだけど、寂しい。
次回は退団者中心で見るぞー!
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江戸東京博物館

2012年04月13日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
平日昼公演を見に行くことになりまして。
せっかくの平日の午前なんだし、
どこかで遊べないものか・・・
考え抜いた末、いままでいったことのなかった
江戸東京博物館に行くことにしました。

博物館前の桜はまだ綺麗に咲いていました。


企画展は、スカイツリー開業目前記念の
「タワー展」。

人類における塔とは?の説明の後に
 ・エッフェル塔
 ・凌雲閣
 ・東京タワー
 ・通天閣
などの資料が展示されていました。
エッフェル塔は、歴史有るパリの街に
鉄の塔を建てるのか、と猛反対もあったとか。
(それは当然だと思うけど)
フランス革命100周年記念事業で
塔を建てるのは決まっていて
エッフェル社考案の鉄の塔が内定していたけど
いちおうコンペもやったので
対立案の「太陽の塔」の資料もありました。
こちらは煉瓦造りの塔。
構造上の不安もあり通らなかったけど
模型や資料は西欧的で神秘的で
とても素敵です。
そのあと、エッフェル塔は
 ・壊す
 ・改築する
と、あともういっこなんだっけかな。
とにかく現状維持じゃないことを
唐突に政府から通達されたので
改築案を考えることになったとか。
エレベータを付けるとか
展望室をもっとなんとかすることで
現状とそれほど変わらない状態で
改築することになったとか。
それは結果論で、改築案には
張りぼてをつけて、鉄の剥き出しを止めるとか
いろいろあったみたいです。
これらの資料ですが、
とにかく線が美しい!
真っ直ぐな綺麗な線に、
もう惚れ惚れ!!

凌雲閣関連は、この博物館の得意時代だけあって
当時の資料がたくさん!
いかに人々に愛されたかが窺えます。
それが関東大震災で折れ、
危険だから爆破されました。
見ていて切なかった。
開業頃は錦絵で、爆破の頃は写真の資料。
その辺も面白い。

東京タワーも知っているようで知らないことが多かったし
戦前の通天閣は最近の昼ドラに出てきたので
関連事項がわかって良かったです。


堪能して常設展エリアへ。
こちらは一部の資料は撮影可です。

まずはお目当て。
太陽の塔の頭!!!!

大きいよう!!
これは本物。
現在千里にある塔の頭は
ステレンス製になったそうですよ。

日本橋の再現。


橋の裏


下から見上げる


千両箱


肥桶


浮世絵の版木?


芝居小屋

この辺までは江戸時代ね。

明治から戦前エリア。
洋館


凌雲閣


人力車


電話ボックス


すごく楽しいところでした!
また絶対行くぞー!!


博物館を出て。
旧安田庭園。

スカイツリーが見えます。

昼食は駅前のステーキ屋「くに」。

150グラムは食べ応えあり。

ついでなので両国国技館もパチリ。


駅前のお店?





とても楽しんで有楽町へGO。
時間もあったので国際フォーラムの屋台村で仕上げ。
ワッフル

フワフワでした!
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自分用メモ

2012年04月12日 | 宝塚(月組)
エド8を見るに当たっての自分用メモ。


イギリスの血統をヴィクトリア女王起点に整理してみた。
血友病だったロシア最後の皇太子、
「追想」などに出てくる皇女アナスタシアや
第二次世界大戦中ビルマで英軍を指揮したマウントバッテン卿は
デイヴィットやバーティ達とは又従兄弟(親が従兄弟同士)。
マウントバッテン卿は現在起点だと
エジンバラ公の叔父で、チャールズ皇太子の大叔父。

エドワード7世の妃の姉(ジョージ5世の伯母)が
ロシアのニコライ2世の母とか
(↑ 映画「追想」で亡命している皇太后)
実際にはもっともっと複雑。


以下、自分用のメモを貼っておくね。
Wikiは便利だわ!


第一世代
ヴィクトリア女王

第二世代(ヴィクトリア女王の子)
エドワード7世
ヘッセン大公妃アリス

第三世代(ヴィクトリア女王の孫)
ジョージ5世(エドワード七世の息子 ← 磯野千尋)
ミルフォード=ヘイヴン侯爵夫人ヴィクトリア(ヘッセン大公妃アリスの娘、ルイス達の母)
アレクサンドラ(ヘッセン大公妃アリスの娘、ロシア皇帝ニコライ二世の皇后)

第四世代(ヴィクトリアの曾孫)
エドワード8世(ジョージ5世の長男 ← 霧矢大夢)
ジョージ6世(ジョージ5世の次男 ← 一色瑠加)
ルイス・マウントバッテン(← 輝城みつる)
ギリシャ王子アンドレオス妃アリス(ルイスの姉)
アレクセイ(ロシア皇太子。血友病)
アナスタシア(ロシア皇女)

第五世代(ヴィクトリア女王の玄孫)
エリザベス2世(ジョージ6世の娘 ← 夏月都)
フィリップ(ギリシャ王子アンドレオス妃アリスの息子。現エジンバラ公)

第六世代(ヴィクトリア女王の来孫)
チャールズ(エリザベス2世の息子)

第七世代(ヴィクトリア女王の昆孫)
ウィリアム
ヘンリー
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