歴史書を繙くと、この日には熊沢蕃山や豊臣秀吉が歿しているし、知友や陸士の同期生等が相次いで逝去されている事に気付く。東久邇宮俊彦君や新井有治君、川上隆君、金子晃次君、川田廣二君など、憶い出は尽きない。幽明界を異にする事は、今尚生存している有人知己や私など、今後の生活に如何が健康生活を全うするかが、課題になるであろう。71年振りに陸士生徒として自習机に備えていた用事便覧陸軍幼年学校用を繙いてみた。難解な漢字や読み難い漢字などが搭載されてあって、凌ぎを削って勉学に勤しんだ陸士時代が殊更想起され感慨無量である。雲り空なれど雷鳴などあって雨も少々降ったが、今は黒い雲行きが目立つ、明日からは晴れて夏日が続くらしい。