自然から見放された現代の生活、何だか、侘びしく心もとない人々の生き様であろう。異常気象で代言されるように天気予報は目まぐるしく変化を示し、人々は其れに慌てふためいて行動している。自然と言うと故郷の農村の有様を想い出すことが多いが、それに加えて都会でも文化の進むに従い、寧ろ自然とかけ離れた生活を強いられている姿が多い事に驚かされる。物理化学的な進展は、思わずがな!人の心にゆとりを失わせ、自然に親しむ余裕すら求められないのであろうか!時間に制約された人間関係の難しさなど、誰しも環境に束縛されて動かざるを得ない状況にある、と言っても良いと思われよう。私はせめて公園のベンチで、週4日ぐらい鳥の声に耳を傾け読書も出来る、恵まれた日常の仕草が、宜しく保有出来ることに感謝している。事件事故が多い世の中、人々の暮らしはこの先如何なっていくのであろうか、それこそが文化の進展に掛かっているのであろうと独り思惟している。