新聞やテレビでももう、時の記念日の活字は見当たらなくなってしまった。些細な人間生活の時間空間の時間を大事してにして行こうとの、人間の生活を自制し、他人との約束なども守って行こうとの、人間関係を大事にするような細やかな決まりを、自覚する日では無かったかのと思う。梅雨の最中なので一日中も大雨だそうで、当然だが今日は一日は終日雨降りの日のようである。誰しも気分が勝れず、行動もゆっくりとした時間を過ごしそうである。一昨日中玄関や狭い側庭に花木を植えておいたので、今日の長雨が、却って植木に格好な元気を与えそうで安心して、この雨を歓迎している次第である。植木たちも水遣りよりも自然の雨の方を喜んでいるように見える。外出も出来ないので終日家の中で整理や書き物をするより他は無いものと思っている。今は亡き淑子の父の命日である。遥か明治時代わが陸士の開校記念日でもあった。夫々に祈りを捧げた。