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PCでの雑感を並べました。
 





わが同好会の会長ひろ庵さんが現代劇場での「邦楽演奏会」に出演されました。
下は「遠砧(とおぎぬた)」(宮城道雄作曲)の演奏の様子。

「遠砧」…箏二部、三絃(三味線)、尺八の四重奏曲。従来の三曲合奏の形式を生かしながら、西洋音楽のカノンの手法を
応用して各楽器が同じ旋律を追いかけて繰り返しそれによって砧の音が、遠くまた近く聞こえるよう作曲されている。




写真を撮るのに夢中で曲を聞いていなかったのですが、後から調べると秋の風情にあふれた抒情的な曲でした。
詠われている歌の意味を下に載せますね。

♪照る月に野原の彼方の藁葺きの家がかすかに見えて、そこから風に運ばれて来る衣を打つ砧の音。
吹き送る風の変わるままに遠くなり、また近く聞こえたりして打っている砧であることよ。
風情があるなあ、誰が手慰みに衣をこんなに澄み切った夜半の月の下で打っているのだろうか♪

繊維が太くごわごわした布を打ち柔らげるためにとんとんと叩くことを総して砧といいました。
写真はその「砧・きぬたと読む」です。女性が叩くのだから見た目より軽いらしい…
「尺八と横笛吹きの独り言」さまより「解説」をお借りしました。

会場の現代劇場中ホールに早めに行ったのでロビーに展示されていた手まり展を鑑賞して
そのグラデーションのきれいさと細かい細工に感心し、何枚か写真を撮らせて頂きました。







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