どうせ読むならポジティブなものがいい。
『ウェブはバカは暇人のもの』を読んで、「ネットって暇で、どうでもいいネタ好きの人たちが利用者の主流?ネットを通じて変化が起こるって話は一部の方々だけの話?」と思っていた時に新聞の広告欄でこの本を見つけて購入しました。
一般の方が書くブログがアメリカを変えているという広告文面にどうしても読みたくなりました。
感想は・・・冒頭のとおりです。
オバマ政権を誕生に導いたブログなどたぶん知っている人は既に知っている有名なブログを紹介しながら、ブログの可能性を書いたものです。
後半でブログの問題点も指摘しています。
筆者が言うように広告収入が新聞社などのメディアの収入のなかで大きな割合を占めていてしまったがために(スポンサー企業に配慮して)自由に発言をできなくなった状況で、個人の発信するブログがメディアとしての役割を強めていることは納得できます。
アメリカの事例を中心に書かれていて「○○ではのかみ」になりそうですが、世界の最先端を走っていると思っているアメリカ人のまさに最先端の事例です。
しかし、これが日本に波及するかというと・・・政治に興味がない(若者は失ったというレベルではなく、一部の例外を覗いて端から「ない」!!)日本人が過去と同じようにアメリカと同じ道を辿るかははなはだ疑問です。
今現在の感覚は日本はあくまで「ウェブとバカは暇人のもの」の感覚が強いと感じています。
たった2冊を読んだだけですが、この領域も深そうですね。私にとってウェブや報道の世界はほとんど未知の世界ですので、また評判の本を見つけて読んでみます!