本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

光り向かって懸命に走る幸せ

2009-07-05 14:57:40 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感

またまた、安藤忠雄著「建築家 安藤忠雄」の話です。この本の中には、逆境にいる時・自分を駄目な奴だと思う時に思い出したいところがたくさんあります。
以下一か所引用します。。

『人生に"光"を求めるのなら、まず目の前の苦しい現実という"影"をしっかり見据え、それを乗り越えるべく、勇気を持って進んでいくことだ。
情報化が進み、高度に管理された現在の社会状況の中で、人々は、「絶えず光の当たる場所にいなければならない」という強迫観念に縛られているように見える。
大人の身勝手のせいで、幼い頃から、物事の影の部分には目を瞑り、光ばかりを見るように教えられてきた子供たちは、外の現実に触れ、影に入ったと感じた途端、すべてをあきらめ、投げ出してしまう。そんな心の弱い子供たちの悲惨な状況を伝えるニュースが、近頃はとみに目立つ。
何を人生の幸福と考えるか、考えは人それぞれでいいだろう。
私は、人間にとって本当の幸せは、光の下にいることではないと思う。その光を遠くに見据えて、それに向かって懸命に走っている、無我夢中の時間の中にこそ、人生の充実があると思う。』

自分は影にいる時が光の下にいる時よりずっと長いと感じていて、悲観ばかりしていました。しかし、ネガティブに考えていても何も変わらないですね。

光を遠くに見据えて、それに向かって懸命に走って行く生き方をしてみたいですね。

若い頃から自分の道を信じて進んでこられた安藤氏。このような人物がなぜ誕生し得たか、どこがその精神構造の出発点だったのでしょうか。。

コメント
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