「生」、「私」、「知」、「青春」、「信」、「働く」、「愛」、「死」、「老」のテーマで、悩むことについて、夏目漱石やマックス・ウェーバーの著作を引きながら著者の考えを書いたものです。
自分が若い時にとても悩んだことが思い出されました。
婆くさいですが、自分が悩んでいたほど、いまの方は悩んでいないように思います。
悩みの種は同じようにあるんですが、向き合っていないような感じです。
自分の若いころはインターネットも携帯電話もなくて、せいぜいテレビが気を紛らせるものだったのですが・・
いまは取りあえずネットやメールなど気を紛らせる道具はたくさんあります。
深刻な悩みがあっても向き合わないようにしようと思えばできるような・・自分の頃よりももっと深刻な気がします。
ですから、この本は自分にはあまり必要ありませんでした。
まさに自分がやってきたことをやりなさいと書いてあるような感じでした。
もっと若い、悩むことを避けている人向けですね。
ブログを読んでいるような感じもありました。
漱石の作品が引用されていたので、久々に読んでみようかなと思いました。