週刊東洋経済のこの号をやたら見ていて、やたら納得しているような気がします。
週刊誌にフムフム言ってしまうのは、ちょっと恥ずかしいですが、私にとって面白いなあと思う記事があります。
鎌田浩毅先生が連載されている一生モノの古典も面白く読みました。
やはり一番感心してしまうのは、火山学者でありながら、専門外の本を週刊誌に連載ができるほど、読んでらっしゃるということ。
頭の良い方はいいなと純粋にうらやましがってます。普通の人の二倍の人生を生きているような・・
今回は「韓非子」を紹介されていました。
性悪説をとるこの本が始皇帝に採用されたとか、この思想に基づいて取り入れた法治国家がわずかな期間で亡びた事を取り上げ、人間が法律だけで動くものではないこと、性悪説だけの組織は亡びるので性善説も取り入れとよということから「清濁併せのむ」という言葉を引き出してきているところなど、難しい本の紹介でありながら、流れるように読めるところがとても好きです。
「韓非子」を読んでみようと思わせてくれますし、なによりも鎌田先生素敵だなあと思ってしまいます。