本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

財政をちょっと学びはじめる

2011-01-15 15:05:33 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
次回QAN-p(公共経営研究会:自主勉強会)で財政をテーマにするため、ちょっとは勉強をと本を読み始めました。
「基本から学ぶ地方財政」という本です。ちなみに著者によると「基本」は「基礎」ではなく、「土台であり根本であり、また核心とでもいうべきもの」だそうです。
ですからこの本では、蓄えられた知識を基本に戻って、整理して、体系化することが目的になります。
ある程度知識を蓄えていることが前提です。。
さて、私に耐えられるか???

ところで通常この手の本は、ひたすら淡々と無味乾燥に説明がされているものなのですが、冒頭で書かれた「本書のねらい」に筆者の想いが入っていて、ちょっと嬉しくなりました。

いいなと思ったところをちょっと引用・・

と思って引用を始めたのですが、一部を引用しただけでは著者の主旨が伝わらなくなりそうだったので、やめました。

少し私なりにまとめると

○起きている現象を見る時に、物事の全体を見渡せる位置に身をおいて、当事者の背中越しにものを見ようすべきこと。
○自分がけっして責められない立ち位置から他者を批判しても、そこから次につながるよいものが出てくるか?ということ。
○世論やマスコミの論調では、簡単でわかりやすいことが望ましいという議論があるが、本来は関心をもたなくてもいい人たちにもわかりやすい仕組みがよい仕組みであるとは限らないこと。

など、財政を少しでも理解してほしいという熱い想いが伝わってくるものです。
(○のところは、私がまとめましたので、著者の考えが正しく伝わっていないかもしれません)

書名:「基本から学ぶ地方財政」小西砂千夫著 学陽書房

本を買ってまで財政を知ろうと思う人は少ないと思いますが、国家財政、地方財政は私たちすべての生活に密接に関わるもの。
この「本書のねらい」を読むだけでも、マスコミなどの言うことを違った角度から見るようになる気がします。


コメント
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