本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

発想のタネをもらいました!

2011-01-18 20:11:05 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
今日は福岡市某所で株式会社NTTデータ経済研究所所長 斎藤 精一郎氏の『どうなる?これからの日本経済』という演題の講演を聴きました。

閉塞感のある現在の日本経済について、バブル以降の変遷を自民・民主政権の失敗も織り込みながら90分講演されました。

厳しい状況ながら悲観的に終わることなく、若干期待できるデータも交えたもので、整理された語りに惹きつけられ、同時にお話をきっかけとして自分が日頃考えていることに新たなピースが加わり、発想の貯金ができました。

話そのものでああと思ったのは、日本国民、企業がこれではいかんと思っているという話。
福岡でも周囲に自分で行動を始めた人の話が多いような気がしていたんですが、やっぱりそうなのかと・・

大企業で好調と言われている企業はいかんと思っているだけではなく、既に行動を起こしているそうです。
海外進出を図り、一般品を海外(新興国)で作り、高級品・先端品あるいは独創性の高いものを日本で作るという棲み分けを行っている。

この大企業の動きに斎藤氏は、日本は「海外投資立国」を目指すべきと。
それは結局空洞化ではないかと批判を受けるそうですが、私は「アリ」じゃないかなあと・・

今後日本は少子高齢化で人口が減り、需要は先細り。
かといって日本で作って需要のある海外に輸出しようと思っても、日本は人件費が高く競争力がない。これからますますなくなっていくでしょう。
それなら海外に出ていって海外でモノを作ればいい。日本人にしかできないところを日本に残しておく。

昨日NHKのクローズアップ現代で中国で挑戦する若者の話がありました。
日本に雇用の場がなければ海外で働くってのもあり。
挑戦をしたい、リスクをとっても何かをやりたいと思う若いうちは海外で働く。交通手段は更に便利に安くなっていくだろうから、かつて地方出身者が東京に出ていったように、海外に出ていく。九州から東アジアだったら里帰りだって頻繁にできます。

日本には日本人が得意とする分野、先端の分野が残っているからそれに魅力を感じて海外から人がくる。

海外で稼いで、その富を日本に持って帰って、日本でしか活かせないものに投資するというのはありじゃないかな。

それから・・

かつて日本人は豊かになりたいと思って一生懸命働いてきました。でも豊かさを手に入れてしまい、働くモチベーションを失くしてしまいました。
収入が少ないという人も携帯電話を持っているし、テレビだってある。
それで豊かになりたい、家族にモノを買ってやりたいと思って一生懸命働く例えば中国の人と勝負できるはずがありません。

それならまったく発想を変えて、そして課題先進国と言われる国として新しい生き方を考えていくことをモチベーションにできないでしょうか?
地球の資源にも限りがあり、大量消費型のライフスタイルの見直しが必要になるでしょう。
また高齢化は多くの国で問題になるでしょう。

最初に深刻な少子高齢化の問題に直面した国が今までにない発想をして、豊かさを取り戻した。

いまのところ、ちょっと(いえかなり)支離滅裂感がありますが、今日の話からいろいろなことが考えられそうです。しばらく楽しんでみます。





コメント
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