本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「悩む力」 姜尚中著

2009-12-13 21:40:33 | 本・雑誌、読書

「生」、「私」、「知」、「青春」、「信」、「働く」、「愛」、「死」、「老」のテーマで、悩むことについて、夏目漱石やマックス・ウェーバーの著作を引きながら著者の考えを書いたものです。

自分が若い時にとても悩んだことが思い出されました。

婆くさいですが、自分が悩んでいたほど、いまの方は悩んでいないように思います。

悩みの種は同じようにあるんですが、向き合っていないような感じです。

自分の若いころはインターネットも携帯電話もなくて、せいぜいテレビが気を紛らせるものだったのですが・・
いまは取りあえずネットやメールなど気を紛らせる道具はたくさんあります。

深刻な悩みがあっても向き合わないようにしようと思えばできるような・・自分の頃よりももっと深刻な気がします。

ですから、この本は自分にはあまり必要ありませんでした。

まさに自分がやってきたことをやりなさいと書いてあるような感じでした。

もっと若い、悩むことを避けている人向けですね。

ブログを読んでいるような感じもありました。

漱石の作品が引用されていたので、久々に読んでみようかなと思いました。

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企業経営は実例で考えさせられる

2009-12-12 11:11:03 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感

小売業でバイトをしている娘が、12月の忙しさにブツブツ文句を言っています。
しばらく聞いていましたが、クリスマスのプレゼント包装について話しているのを聞いて、ふ~んと思うものがありました。

「お客様の中に何分かかるか聞いてくる人がいる」

(時間がかかると表示されているし、こちらも何分かわからない。応対している時間を作業に回せるんで、あんまり質問してくれるな)

「どんな包装紙があるか見せて欲しいと言う人もいる」

(忙しいのに・・・気に入ったものがなかったらどうすんの!)
ほんとにへ~という感覚です。
接客の基本として、お客様の満足を高めるべしといたるところで盛んに言われています。

また自分がお客様視点に立つとあとどれくらい待つのか、贈る相手を喜ばせるためにどういうラッピングをするか、そのために包装紙を選ぶかことは当然のように思うのですが・・

しかし、アルバイトの視点になると丁寧に対応しても自分に何かメリットがあるわけではない。

目の前の仕事を片づけないと社員に睨まれるという発想の方が強くなるようです。

会社としてしっかりとした理念を立てて経営を行っていてもそれが現場に浸透する仕組みがないと駄目なんですね。

はっとさせられます。

娘と話をしながら九州けいざいNOWを見ていたのですが、ハウスクリーニングの特集でここでもふ~ん

以前、地場のハウスクリーニングの経営者の方と話をしていて

自分が納得する仕事をしたい、自分の目の届く社員数は最大10名。

だから自分はその規模でハウスクリーニングを経営していく。
ハウスクリーニングは他人の家に入るお仕事、そのためきちんと管理をしておかないと(いやなことですが)物がなくなったという話が出てくるらしいです(お客様の勘違いだったりもあります)。
話を聞いた時はなるほどと思ったんですが、

番組を見ているとやはりある程度の規模になるとお客様が求める洗剤を開発してそれを使うとか、お客様の細かな要望に応えるものを作っていける。

そうするとこれまたお客様の視点に立つと、お客様の要望に応えてくれる方がいいに決まっています。

経営者の理念もわかるけれど、お客様は提供されるもので満足ができたらそれでよしなんですよね。

誰の視点で経営をするか、それをどうシステム化して全社で共有するか。

教科書に書かれていることを実際に見聞きするとなるほどと思います。

それを自分に関連することに置き換えて・・という作業が頭の中で始まっています・・

企業経営に比べれば・・と言われそうですが、国の借金や今の政府の状況をみると、自治体も職員一人ひとりがもっと考えないといけないなあと思っています。

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ぼくらの頭脳の鍛え方 立花隆、佐藤優著

2009-12-10 23:49:23 | 本・雑誌、読書

副題に必読の教養書400冊とありますが、教養を身につけるため、読むべき本が400冊挙げられています。
もともと頭が良く、その上本が好きでさらに時間を惜しんで必死に読んでいるとこういうすごい人になるんだというお二方が書いた本で、リストを見ると自分がおおよそ教養と無縁で、いつもの読書がお役立ちのベストセラービジネス書ばかりということがわかります。

・・・リストにある本をほとんど読んだことがありません。

筆者お二人がいうように世界のエリートがこの本に上がっている分野を体系的に学んでいるとしたら、国家を挙げたエリート教育など存在しないように思われる日本は太刀打ちができないなあと危機感を感じます。

それはさておいて、初めから自分とは作りが違うと思っているお二人が推薦されている本を自分のレベルでボチボチ読んでもいいかなと考えています。
お二人にとっては、読んだ本の一部にすぎないリストでしょうが、このリストの本を読んでいくうちに見えなかった世界が見えるような気がしています。
しかし、あくまでも読書リストですから、この本からは「だから何?」は見つけられませんが・・。

またエグイ本も上がっていて、肯定的に読んでいたらバランスを失ってしまうんじゃないかと心配します。
まあそんな心配は少しでも読んでからでしょうが・・

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イケてるお仕事

2009-12-08 23:58:52 | 日記(日々の出来事)

今日はお客様が来たり、外出して人に会ったりと楽しい日でした。
元来人見知り&一人が好きなので、人と話をするのは苦手なのですが、話を聞くのは好きなのかなあと思います。
ワクワクします。
組織におりますので、自分の好きな仕事ばかりとは限りませんが、いまは面白く仕事させてもらっています。
良い時ばかりと限らないと先のことばかりを考えてもしょうがないので、いまの仕事を一生懸命させていただきます。
・・・ちょっと集中力が足りていない反省ですかなあ~

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現実をうっとうしく感じる怖さ

2009-12-07 22:59:53 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感

昨日は、データの整理をしたり、ブログを書いたり、結構長いこと、パソコンに向かっていました。

ブログを読んでいると書いている人とつながっているようで、自分と考え方が似ていると親近感が持てて、勝手に友だちになっています。

それで・・・あんまりパソコンを使っていない自分がちょっとだけ集中的に使って・・

今日、仕事に行ったら、なんかうっとうしく感じるんです。

ネットの中には自分のことをわかってくれる人がいるんだから、ここ(職場)で、人と付き合うのてきとーにしといていいかな!?と思えてくる。

自分だけに起きたことかもしれないけれど、四六時中ネットの中にいる人って、現実の人間関係ってどう感じるんだろう??

魅力的なだけにつかまるとなかなか抜けられないような恐ろしさを・・ほんの一瞬だったけれど、感じてしまいました。

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「文明が衰亡するとき」高坂正堯著

2009-12-06 10:58:17 | 本・雑誌、読書

1981年に出版された本ですが、閉そく感を感じているいまの社会を描写しているようで、まったく古さを感じません。
ご自身あとがきにかかれているように「オムニバス」形式で、ローマ、ヴェネツィア、アメリカを題材、三国の文明の衰亡が書かれています。
同じくあとがきで「衰亡の現象を過去の歴史に当たって解明しようという大それた気もないし、現在の工業文明に衰亡の兆が見られることについて警鐘を発しようという強い目的意識もない。」と言われており、また、「漫然とした知的好奇心であり・・」とも言われております。

純粋な知的好奇心で書かれたものだから、予見もなく思い入れもなく、当然著者の考えを押し付けるところもありません。

それゆえ読む人が自由に発想を拡げられます。

専門性はもちろんですが、著者の教養の深さを感じます。
衰亡をテーマにしながら、気品を感じる著作だと思います。
ということで、著者の他の作品もお取り寄せ中です。

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九州けいざいNOW&私がハウステンボスに求めるもの

2009-12-05 17:44:28 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感

九州けいざいNOWを見ました。

昔、時々見ていましたが、ステレオタイプな番組の作り方に飽きて、最近はあまり見ていませんでした。
先週いや先々週かな? 今年度の事業が放送されて・・・

取材風景を見ながら、またご担当の方に九州けいざいNOWに出るかもしれませんと言われながら、見逃してしまい、なにやってんだあ(ゆるい感じで)と上司に言われ、たまには見ないといけないかなあと見てみました。

久々に見たせいか、満足度高かったです。

見て感じたのは、どのテーマにも「アジア」というキーワードが必ず入っているということ。

九州にとって、アジアはもう外せないのかもしれません。

が、九州にとってアジアが「近いから(九州の)強み」っていう発想は相変わらず自分の中では消化できていません。

さて、ハウステンボス再生もテーマになっていました。
佐世保市が固定資産税を減免しています。

今後10年間で数百億円規模の追加支援が必要とあったような・・
1社のために自治体がどこまでできるか。

雇用および将来の税収と支援規模とのバランスをしっかり見極めなければならないですね。

それはさておき、ハウステンボスは存続してほしいです。

あの空間でゆったりと時が流れる感じがとても好きです。
但し不満もいっぱい。滞在型と謳いつつ、時間がつぶせない。

食事が全然駄目。旅の楽しみは食事なのに、高いまずいでは・・

じゃあ自分だったらどんな施設が欲しいか?いらないか?

デパートでも買えるおみやげ物屋はいらない。

どうせなら中国・韓国あるいは九州外日本人のお客さんに九州の玄関みたいな顔して、九州全域のお土産を売って欲しい。

しかし、各地もハウステンボスで売ることを考えておしゃれに・・各地はアンテナショップのつもりでハウステンボスを利用
どっかの焼酎のCMにあるように、何の変哲もない郷土料理がいかにもおいしく見えるように、田舎のお土産が貰った人がとてもよろこんでくれるものになる。

それもハウステンボスじゃなくて作る方が考える。

こてこて九州にこだわった映画館。

九州をテーマにしたいい映画を流していて、2時間程度時間をつぶせる。

オランダがテーマだから、日本ではあまり見られないヨーロッパの映画を流しているっていうのもいいかも。

ドラマだっていいかも。たとえば大人世代向けには、NHKの篤姫をだらだらと流していて、それを大きなスクリーンでぼんやりと見る。
あ~続きがみたいと思ったらDVDが売っていて、買って帰る。

お父さんにはゴルフの練習場。

ただの練習場じゃつまらないから、メーカーと提携して新商品を置いておく。

同じようにジョギングなんかの好きな人向けに新製品のジューズやウエアに着替えてジョギングを楽しんでもらう。

あの風景でジョギングできたら気持ちいいんじゃないかな~

それも観光客に見られながら、普段は着ないおしゃれなウエアに身を包んで走る・・どうかな~

美術館もいいかな。

九州で活躍している人、芸術を勉強している人の作品を飾る。

しょっちゅうコンテストを開いて、ここから有望な新人が誕生する。お客さんが新人を育てる。

図書館みたいなスペースもいいかな。何時間でも居られる場所。

長期滞在を考えるなら、健康をテーマにした体験ができる場所、リラックスできる場所。・・これはよくあるけれど、ここでしか受けられない検査が受けられたり、体験ができたり・・いわゆる医療観光(だったっけ)のようなもの

みんなで参加する、いろんな人がアイディアを実現できる場所にする、新しいことの実験場にする。それも国内外に向けて

今までにないテーマパーク。

来た人はえ~こんな人生もあるのか~こんなことしている人たちがいるんだ~って感動できる場所。

建物などのハードはそれほど変わらないんだけれど、いつ度に違うことが経験できるソフトが充実した場所。

20代、30代~40代、50代~60代、70代 

年代代表プロデューサーがそれぞれ空間をもらって、自分たち世代が過ごしたいハウステンボスを作っていく。

できないかなあ~

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絵本に日本の豊かさを感じる

2009-12-04 00:01:00 | 日記(日々の出来事)

本日は振替で英語のレッスンをいたしました。

先生のお宅にお子さんが誕生したので、出産のお祝いに先生ご夫婦希望の絵本をプレゼントしました。

たまたま生徒の一人がデンマークに行かれたので、その方には、デンマークから絵本を買ってきてもらいました。

デンマークはもちろんアンデルセンの人魚姫。

英語版を探すのに苦労されたみたいですが、とても素敵なイラストの絵本を買ってきてくれてました。

残りの生徒二人でこちらは日本の書店で、1~2歳ぐらい向けの絵本をチョイス。

しかし、苦労しました・・いろんな本がいっぱい。とてもカラフルだし、飛び出したり・・紙質もいいし、絵本をみて日本で豊かで贅沢だなあとしみじみ思いました。

さて、レッスンが終わってプレゼントを出すと、別室にいた奥様を呼んで、お二人&お子さんで受領。

さすがイギリス人、その場で開けてくれて、ご夫婦二人ですごく喜んでくれました。

子供向けの絵と幸せな三人の顔を見て、我々生徒の方が素敵なプレゼントをもらったよねって感じたのは私だけじゃなかったでしょう。

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地域の産学連携

2009-12-03 00:45:59 | 日記(日々の出来事)

もう昨日になってしまいましたが、仕事で関東有名私大の先生とお話をしました。
産学連携の事業に取り組んでおり、先生の研究を使った事業創出を企業さんに提案していただきました。
結果、地理的な距離の問題で希望する希望さんがいかなったんですが、先生が名刺交換して企業の中に組めそうな企業さんがおられ、その方と話がしたいと逆提案されてしまいました。

この先生の特徴かもしれないので、一般論にしてしまってはいけないのでしょうが、関東の大学の方が動きが早いと思います。
優秀な人材がたくさんいて、代わりはいくらでもいるよみたいなプレッシャーがかかっているため、とても熱心という話をどっかで聞いたような気がしますが、事業実施者としては、お金を有効に使ってくれる話であれば、どんどんやりましょうと思っていますので、「話、早い」の方がやりやすいですね。

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「Twitter社会論」津田大介著

2009-12-02 23:54:27 | 本・雑誌、読書

ツイッターが気になるので、読んでみました。
140字に「つぶやき」に何の意味があるのか?リアルタイム??
ツイッターを使ったことがないものにとっては、読んだあともかなり??でしたが、拡がる理由がわかる気がしました。
実際に使ってみないとその凄さがわからないというものが今後もどんどん出てきて、知っている人と知らない人の差が大きくなるようで、怖いとも思いました。
しかし、逆にヘビーユーザーだからしっかり利用できているのであって、あまりネットに関わる時間がないものが無理をしても駄目かもしれません。
最近は、少し古い本に関心があって、最新のベストセラーを読んでもなあと思っていたのですが、新しい情報もある程度必要かなとも。
そうするとやはり読む技術が必要ですね。

目を通すだけでいい本はそれなりの読み方をして、じっくり読みたい本に時間をかける。
根本的な問題として、「で、それを知ってどう利用するの?」ということがありますが・・
みんなが知っていることは知っておきたい、みんなよりちょっと進んだ情報も知っておきたい。
情報欠落強迫症、情報依存症・・なのかもしれませんね。

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12月になりました!

2009-12-01 22:31:23 | 日記(日々の出来事)

今日から12月、この一年もあと少しで終わりです。

毎日が飛ぶように過ぎていきます。

まずいと思い、今日は早めに帰り、夕食を食べて、エクササイズをしてこれから読書をしようかなと考えています。

その気になれば、時間は捻出できるようですが、無駄に過ごしています。

たとえば昼休み。本を読みたいと広げてはみるものの、結局周囲とおしゃべりをしていたり、眠くなってぼんやりしていたりです。

年はとったものの、まだまだ知りたいことがいっぱいあって、暇があったら、読書をと思うのですが、いざ時間が取れる場面になるとなぜかうまく過ごせません。

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