日本の発展を支えてきたと言われる「モノづくり大国」という称号は過去の栄光だと近年、盛んに言われるようになりました。
多くの識者がいろいろと原因や対策を指摘していますので、それらとは別の子どもの遊び場を開いている視点からひとつ。
「たごっこパーク」で廃材工作をして遊ぶ子どもたち。
この日初めてが二人、来てまだ数回がひとり。
おっ!!自由に使える工具がある。木片がたくさんある!!何か作ってみたい!!
それぞれ、そう思ったのでしょう。
思い思いに「モノづくり」にトライしていました。
子どもたちは好奇心の塊ですから、こうした環境があったら、「モノづくり」をしたくなるんだと思います。
それが段々と「モノづくり」から離れていくのは、そうした場面において、親から「のこぎりの持ち方はそうじゃないでしょ」、「そんなかなづちの打ち方じゃ釘が刺さらないでしょ」なんて次から次へと指導されて、気持ちが萎え、もう「モノづくり」はやめとことなるのかもしれません。
あるいは、自分的には頑張って作品ができたっ!!と思っていても、「何それ」、「そんなのすぐ壊れるよ」、「お家なんかに持っていかないよ」と言われて、気持ちが萎え、もう「モノづくり」はやめとことなるのかもしれません。
あるいは、学校の図工や技術、美術の時間に、教員から手順を指示され、正しいやり方で正しい作品を決められた時間内で作ることを求められ、最後に優劣の評価までされてしまうから、気持ちが萎え、もう「モノづくり」はやめとことなるのかもしれません。
「たごっこパーク」での工作が好きな子が「学校の図工は好きじゃないんだ」と異口同音に言うのを何度も聞いてきました。
「モノづくり」の楽しさを子ども時代の早い段階から潰されていることも、「モノづくり」を仕事にする人たちが減っている原因のような気がします。
幼児9人 小学生14人 中学生1人 青年7人 子ども31人 大人14人 合計45人
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