夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2014年 9月10日(水)「円安」

2014年09月10日 22時32分37秒 | 「政治・経済」
日銀は106円台への円安進行を歓迎、国内還流に期待日銀はこのまま円安を放置する方向なのでしょう。少なくとも2%の成長を達成したと宣言するまで。
「円安によって収益が拡大する企業が増えれば、結果としてその効果が他の企業や家計などに波及し、日本経済にとってプラスになるとの見方」(引用)
「収益が拡大する企業が増えれば」「他の企業や家計などに波及」すれば、というような「たら・れば」がこれまでの量的緩和やアベノミクスの中でどのくらい実体経済をその「たら・れば」が達成できたかといえば株価の上昇ぐらいで、今ではその中での円安が経済の足を引っ張りつつあることが言われるようになった。
特に家計は日銀も国の財政の健全化のためにと保有する国債ののためにも消費増税を支持してきたわけですが、その中で実質賃金も下がり続けているわけです。
企業も輸出産業はまだよいというぐらいで国内産業あるいは輸出産業の下請けなどは円安で苦しめられる。輸出産業自体も円安でのエネルギーや原材料の値上がりに苦しむようになるでしょう。
こう見ると円安が「日本経済にプラスになる」という結論自体も「たら・れば」の範疇を出ないでしょう。
政府も依然として「たら・れば」という期待優先を貫いている。再度アベノミクスは買いだと。。。。
実体経済を伴わない中に株価維持も企業業績を反映しないものとなる。相対的にアメリカ経済が好調となればこの中での日本の実体経済の伸び悩みは国の経済の弱さを現す現実的な円安を進めるでしょう。さらに株価維持で追加緩和も求められるかもしれない。円安が株価を引き上げることが困難になるかもしれない。
価値低下をしていく国債を海外の資金が買いたたっかもしれない。
年金積立金は株運用での株価維持のために底なしになるかもしれない。アベノミクスの買いの次は必ず売りがある。
企業資産もドル建てならば円安の中で買いとなるでしょう。特に日本は高い技術があるわけですから。
アベノミクスは買いだ!というのは下手をすれば日本売りますになってしまう。
コメント
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