夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2019年 7月28日(日)「消える銀行員」

2019年07月28日 21時50分55秒 | 「思うこと」
NHKに消える銀行員 デジタル化で省力化という記事があった。
銀行は店舗数を減らしているという。ATMもコンビニで使えるようになり銀行のATMだけの店舗も少なくなっているのではないか。
店舗などが減るということは当然銀行員の数も減るということでしょう。ですから「消える銀行員」という記事を見てもそうは驚かない。ただ、銀行員といえばエリート層で昔から銀行に勤めているというだけで社会的な信用がありましたが、そのエリート層が減りはじめているというのは、社会全体の中で貧困層が増えて格差が広がっている中、中間層も減っていくことことにつながるでしょう。今銀行で行われていることは巨大企業においても今後行われることである。
銀行員の数が減っていくというのは、上記リンクページにあるようにデジタル化が進んだということなのでしょう。しかしスマホなどでバンキングといわれていますが、高齢化社会ですからまだまだATM派は多いはずです。ATM派は店舗数が減ってコンビニでバカ高い手数料を支払わざるを得ない。このバカ高い手数料を支払わせることによって銀行は店舗数を減らせるわけです。銀行は利益の確保のために店舗数を減らしているということであり、スマホバンキングもそのうちの一つです。
では、なぜ銀行は利益の確保維持に血眼になっているのでしょうか?
やはり政府日銀のマイナス金利政策にもその原因があるでしょう。
利ザヤが少なくなっていますから。そしていまだに続いているデフレ不況は個人消費や企業の設備投資を拡大しませんから借り入れも少なくなっているでしょう。そもそも巨大企業は昔のようには銀行への依存が少なくなっているのではないかと思います。その巨大企業自体が巨額の投資を行います。
銀行は今や一般庶民に対してはサラ金化し、本来の銀行業務からの利益は少なくなり、銀行員を減らして利益を維持し始めたということでしょう。
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池に浮かぶ月550【7月28日】

2019年07月28日 20時03分31秒 | 「池に浮かぶ月」
精密機械とコンピューターが密接に結びてロボットが生まれ、人工知能が加わってさらにロボットは深化をしていく。このロボットが生産や事務を担うようになれば企業内の労働力は激減をする。労働力の削減は商品を安くして大量生産される。しかし商品が安くなっても個人消費は衰えていくから大量生産は多くの売れ残りを発生させる。かといって商品量を減らせば企業間競争に負けるだろう。
手塚治虫の漫画で、工場ではロボットが大量の電化製品をつくっていくが、すぐにトラックに乗せられて処分場に運ばれる。そのトラックの列を多くの国民がほしいにもかかわらずトラックを見送るだけというものがある。

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」

「7月28日という日」

【2018年】ツイッターつぶやき手塚治虫の漫画で、工場ではロボットが大量の電化製品をつくっていくが、すぐにトラックに乗せられて処分場に運ばれる。そのトラックの列を多くの国民がほし......

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しりとり俳句 2019年夏

2019年07月28日 17時07分29秒 | 「しりとり俳句」
2019年 夏

     老夫婦遠雷鳴りて花そよぐ 夕螺
     花そよぐ姫林檎の木に白き蝶 被衣
     白き蝶花を渡りて夏は来ぬ 夕螺
     夏は来ぬ山や田んぼにそよそよと りら
     そよそよと名もわからぬや初夏の花 夕螺
     初夏の花かおりて誘うわが心 はな
     わが心夢かうつつか夏の空 夕螺
     夏の空うっとりしてるとヘビが伸び はな
     蛇伸びて手も足もなき厳かさ 夕螺
     厳かさ神に祈りて初夏みどり はな
     初夏みどり暗き小道に雨を待ち 夕螺
     雨を待ちモッテノホカ菊植ゑ替ふる 被衣
     植ゑ替ふる季節の花や初夏にして 夕螺
     初夏にしてUVケアで女子をゆく りら
     女子をゆく高齢体操蒸し暑し 夕螺
     蒸し暑し寒酒一杯菊うかべ はな
     菊うかべ甘酢の香り夏の夕 夕螺
     夏の夕そぞろ歩きの風呂上がり 越後美人
     風呂上り風さわやかに皐月月 夕螺
     皐月月つきつきと重なりて朧なり はな
     朧なる奴豆腐に角はなし 夕螺
     角のなきまあるい女に夏来たり 被衣
     夏来たり激しき雨や窓眺む 夕螺
     窓ながむ気分ゆらぎて青嵐 りら
     青嵐昼寝の夢も騒がしく 夕螺
     騒がしき蛙の声に夕散歩 被衣
     夕散歩笑顔に出会い暑いねと 夕螺
     暑いねと言いつ節電いつの事 hiro_kuma3
     いつの事五月の風は通り過ぎ 夕螺
     通り過ぎ振り返る初夏に同級生 被衣
     同級生バスで出会えり夏姿 夕螺
     夏姿祭りの下駄を取り出しぬ 翡翠
     取り出しぬ二十歳の日記や梅雨の雨 夕螺
     梅雨の雨でんでん虫のシャワーかな 越後美人
     シャワー浴び土の汚れに花思う 夕螺
     花思う君のしぐさに初夏の月 りら
     初夏の月うすぼんやりと雲に入る 夕螺
     雲に入るひんやりとした寝床かな はな
     寝床にて梅雨の音や寝返りす 夕螺
     寝返りす梅雨の来るとて傘もなし はな
     傘もなくコンビニ出でて夏の雨 夕螺
     夏の雨積ん読本を掘り返す 翡翠
     掘り返す土の匂いやダンゴ虫 夕螺
     ダンゴ虫葉つぱの上で寝たふりす 被衣
     寝たふりす煩き声の日盛りに 夕螺
     日盛りにキュウリベビーと睨めっこ はな
     睨めっこ待宵草に月は出ず 夕螺
     月は出ず夏の夜風が頬なでる りら
     頬なでる木陰の風や空仰ぐ 夕螺
     空仰ぐアジサイの花に雨の粒 越後美人
     雨の粒花に残りて夏の朝 夕螺
     夏の朝地震速報友は無事? はな
     友の無事暑中見舞いは早きかな 夕螺
     早き音(ね)に風鈴ひびくなゐの夜 被衣
     なゐの夜ストロベリームーン輝きて 夕螺
     輝きて樹液の丸く花おくら 翡翠
     花おくら味を思いて昼下がり 夕螺
     昼下り夏山の緑目にぞ染む 被衣
     目にぞ染む山桃落ちて雲厚し 夕螺
     雲厚し晴れてなんぼの梅雨空よ  はな
     梅雨空よ路地裏暗し窓の猫 夕螺
     窓の猫まだかなまだかな外見てる 越後美人
     外見てる店番暇や扇風機 夕螺
     扇風機の字が小さくて眼鏡かけ 静香
     眼鏡かけ上目づかいに窓の夏 夕螺
     窓の夏雨に濡れゐる茱萸の枝 被衣
     茱萸の枝実は鈴生りに朝の風 夕螺
     朝の風赤くも青くも犬の声 はな
     犬の声雨に湿りて梅雨さなか 夕螺
     梅雨さなか可惜夜に星二つ沿い 翡翠
     二つ沿い夫婦湯飲みや夏の午後 夕螺
     夏の午後星空待って食う西瓜 はな
     西瓜食い冷夏の風や足淋し 夕螺
     足さみし梅雨の寝冷えや朝ぼらけ りら
     朝ぼらけ二度寝の夢に蓮の花 夕螺
     蓮のはな酒染みこみぬ象鼻杯 翡翠
     象鼻杯天の甘露や夏の空 夕螺
     夏の空気まぐれなる雨稲に降り 被衣
     稲に降り山は静まり長き梅雨 夕螺
     長き梅雨母の昼餉にとろみ食 被衣
     とろみ食そうめん茹でて日は暮れて 夕螺
     日は暮れて炭色の空夏花火 はな
     夏花火静けさ戻り帰路の道 夕螺
     帰路の道まぶたに残る遠花火 翡翠
     遠花火出窓の風の心地よさ 夕螺
     心地よさ大樹の中の風涼し 越後美人
     風涼し眠気に落ちて遠き音 夕螺
     遠き音心に響き夏便り 被衣
     夏便り友の持病も笑顔にて 夕螺
     笑顔にてばあば来たよと夏休み 越後美人
     夏休みラジオ体操雨あがり 夕螺

2019年の夏の句は91句でした。たくさんの句をありがとうございました。
8月8日は立秋です。しりとり俳句も秋になります。
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