夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2019年 7月17日(水)「階層化」

2019年07月17日 20時16分01秒 | 「思うこと」
朝日新聞1面と3面に「「階級社会」中間層を襲う転落不安」という記事があった。
この記事の著者は大きな誤りをしている。
労働者の階層化を「階級」として扱っている。
階級という場合は、労働者階級という労働力を売ることでしか生活ができない階級を言う。
中間層も下層の階層も同じ労働者階級である。これを見誤ると、今の社会の中で「正社員(中間層)が派遣やパートなどを搾取している」といったとんでもない論理が生まれる。
昔から「労働貴族」という言葉があった。労働者階級の中でも恵まれた階層で下層の階層を見下したり、低賃金を当たり前のように思う労働者の階層である。この意味で労働貴族ともいうべき階層が増加をして下層の階層と対立する場面が生まれているでしょう。
しかし、この労働貴族(中間層の一部)もその不安定さが増大をする社会になっている。これまでの企業の省力化(人減らしと低賃金化)はブルーカラー層で行われてきた。しかし今の社会は正社員の減少と非正規労働者の増加に向かっている。この中でホワイトカラーという比較的恵まれた階層も非正規労働者化をし、IT革命といわれる社会はさらに非正規労働者化と省力化が進む。すでに経団連は終身雇用を否定している。民間労働者の中間層の不安定化と公務員労働者の労働貴族化が進むでしょう。
これを階級社会とよんだらひどい結末が待っているでしょう。労働者階級の階層化に反対をしなくてはいけないのです。
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池に浮かぶ月539【7月17日】

2019年07月17日 18時16分56秒 | 「池に浮かぶ月」
去年はデフレについて。
商品生産の機械化などによって商品価値は低下をすることは、日常の企業活動の中において行われている事実です。機械化で安く生産して社会的平均の価格で売れば利益が多くなる。これを競争として行っています。
商品価値が低下?商品の使用価値の低下ではありません。ですから品質を落とすということではない。
商品価値の低下により国民はより安い商品を手に入れて生活の向上の条件です。
同時に労働力が余るのですから、労働時間の短縮の条件です。
しかし企業や保守政党はこんなことをしない。
ここから様々な矛盾が拡大して、単なるデフレがデフレ不況となってしまう。

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」

「7月17日という日」

【2018年】ツイッターつぶやき資本主義が発達するほど商品価値は低下すると聞くと「えっ?」と思ってしまうと思います。 商品価値の低下というのはその商品が劣悪なものになっていくと......

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