雲行きの怪しい中、冷蔵庫がからっぽだったので買い物に行った。
夏の夕方は天気が変わりやすいし、肌で感じられる気圧から言っても夕立は免れそうにない。
面倒くさがりの上、大きな荷物が大嫌いな私は、いつもなら買い物を取りやめるか、「少しくらいなら濡れてもいいや」と、財布ひとつで出かけるかだが、今回ばかりはなんとなく大雨の予感がして、珍しくしっかりと折り畳みの傘を持って出かけてみる。
内心、「これで雨が降っても安心だわ」などと、一人満足げにほくそ笑みながら。
すると.....
目的地到着と同時にパラついてきた大粒の雨。
普段なら鬱陶しい雨に腹をたてる私も、傘を持っているとなれば大いに強気。
「オホホ!アタクシの予感が的中したわね。
でも大丈夫でござ~ますのよ。なんてったって今日はアタクシ、なんと折り畳み 傘を持ってるんでござ~ますもの!」
などど、言って回りたい衝動を抑えつつ、ゆっくりと買い物を済ませる。
店外へ出ればまだまだ、降り続いている雨。
私は「いざ!」と、少々鼻の穴を膨らませながらおもむろに持ってでた折り畳み傘を取り出し、
「さあ!今こそ、あなたの力が必要な時」と、
颯爽と開く。
開く。
...開く.......?開く...っ!
ひ...ら......く?...............あれ?
カチ、カチ?カチカチ、カチカチカチッ!
ガチガチガチャガチャガチャバタバタバタバタバタッ!
メシメシッ!
........え?
な~ん~だ~と~!?
開かないやんけ~!!!!!
これっ、壊れとるがなっ。
なんと。
頂いてから1度しか使っていない折り畳み傘は、あまりに長期にわたって放って置かれたのと、本来の役目とは違った使い道(玄関ドアのつっかえ棒)をしばしばされていたため、まったくもって傘の役目をしないどころか、1ミリたりとも開く事が叶わない。
結局。私は大きな買い物袋をいくつもと、忌々しい壊れた傘を抱え、頭から全身ずぶ濡れで帰ってくる羽目となった。
ああ情けない.....。
雨に打たれながら私の胸に去来する、自嘲気味のこんな一句。
「コントかよ! ひとり突っ込む 三村風」
うう、
おあとがよろしいようで。
夏の夕方は天気が変わりやすいし、肌で感じられる気圧から言っても夕立は免れそうにない。
面倒くさがりの上、大きな荷物が大嫌いな私は、いつもなら買い物を取りやめるか、「少しくらいなら濡れてもいいや」と、財布ひとつで出かけるかだが、今回ばかりはなんとなく大雨の予感がして、珍しくしっかりと折り畳みの傘を持って出かけてみる。
内心、「これで雨が降っても安心だわ」などと、一人満足げにほくそ笑みながら。
すると.....
目的地到着と同時にパラついてきた大粒の雨。
普段なら鬱陶しい雨に腹をたてる私も、傘を持っているとなれば大いに強気。
「オホホ!アタクシの予感が的中したわね。
でも大丈夫でござ~ますのよ。なんてったって今日はアタクシ、なんと折り畳み 傘を持ってるんでござ~ますもの!」
などど、言って回りたい衝動を抑えつつ、ゆっくりと買い物を済ませる。
店外へ出ればまだまだ、降り続いている雨。
私は「いざ!」と、少々鼻の穴を膨らませながらおもむろに持ってでた折り畳み傘を取り出し、
「さあ!今こそ、あなたの力が必要な時」と、
颯爽と開く。
開く。
...開く.......?開く...っ!
ひ...ら......く?...............あれ?
カチ、カチ?カチカチ、カチカチカチッ!
ガチガチガチャガチャガチャバタバタバタバタバタッ!
メシメシッ!
........え?
な~ん~だ~と~!?
開かないやんけ~!!!!!
これっ、壊れとるがなっ。
なんと。
頂いてから1度しか使っていない折り畳み傘は、あまりに長期にわたって放って置かれたのと、本来の役目とは違った使い道(玄関ドアのつっかえ棒)をしばしばされていたため、まったくもって傘の役目をしないどころか、1ミリたりとも開く事が叶わない。
結局。私は大きな買い物袋をいくつもと、忌々しい壊れた傘を抱え、頭から全身ずぶ濡れで帰ってくる羽目となった。
ああ情けない.....。
雨に打たれながら私の胸に去来する、自嘲気味のこんな一句。
「コントかよ! ひとり突っ込む 三村風」
うう、
おあとがよろしいようで。